ベティスのデンマーク代表DFリザ・ドゥルミシ【写真:Getty Images】

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ベティスが18本連続パス成功→ゴール奪取にファン称賛「バルサを凌いだパスワーク」

 海外サッカーで1分足らずで18本のパスを連続で成功させ、シュートを決めるビューティフルゴールが炸裂。52秒で演じた華麗なパスワークの一部始終をリーグ公式インスタグラムが紹介し、海外ファンから「バルサを凌いだパスワーク」「究極的プレーだ」と称賛を呼んでいる。

 いったい、どこまで続くのか。流れるパスワークでゴールを決めたのは、スペインリーグ1部リーガ・エスパニョーラのベティスだ。6日(日本時間7日)のセビージャ戦、2-2で迎えた後半17分だった。

 敵陣でボールをキープしたのが合図だった。最初は引いて守るセビージャに対し、中央、右サイド、左サイドと相手のプレッシャーを巧みに交わしながら10本以上のパスをつないで隙を伺う。そして、12本目。中央から右サイドの裏へロングフィード。これが通ると、一気にスピードアップに転じる。

 ワンツーでエリア内に侵入し、さらに鳥かごの練習のように狭いエリア内で細かくパスをつなぐ。最後はエリア右サイドから逆サイドに位置したデンマーク代表DFリザ・ドゥルミシに18本目のパスとなるクロス。細かいパスで引きつけられ、フリーになっていたドゥルミシは冷静に左足で流し込んで美しいゴールを決めたのだった。

 リーグ公式インスタグラムは「18本連続パス…なんてゴールだ、ベティス!」と題し、動画付きで公開。映像でタイムとパスの本数を計測しており、ゴールまで52秒で18本のパスを成功させたことを紹介している。一部始終を目の当たりにしたファンからコメント欄で驚きの声が続々と上がっていた。

ファンから賛辞が殺到「諸君、これがスペインサッカーだ!」

「バルサを凌いだパスワーク」

「これぞスペインを象徴する“ティキ・タカ“」

「究極的プレーだ…完璧にやってのけた」

「なぜ、プレミアリーグよりリーガの方が魅力的なのかを立証するような素晴らしいゴール」

「激しいダービーでこれほどまでに美しいゴールを生み出すのは普通じゃない」

「バルサにしか見えない」

「諸君、これがスペインサッカーだ!」

 このように賛辞が殺到していた。パスサッカーが特徴的になりつつあるJリーグ、日本代表でも参考になるようなスーパーゴール。スペイン都市セビリアに拠点を置く「エルグラン・ダービー」は、アウェーのベティスが5-3で勝ち、撃ち合いを制した。なかでも、18本のパスから生み出されたビューティフルゴールはファンの脳裏に深く刻まれた。(THE ANSWER編集部)