ロジャー・フェデラー、アンディ・マレー【写真:Getty Images】

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7日にエキシビションマッチで復帰へ、兄が胸中代弁「興奮しているのは間違いない」

 今シーズンの男子テニスはロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)が鮮やかな復活劇を演じた。一方、2人とともに「BIG4」の一角を形成したアンディ・マレー(英国)は負傷に苦しみ、1年前の世界1位はトップ10から名前が消えた。現在16位の30歳だが、7日(日本時間8日)にフェデラーとエキシビションマッチと対戦。復活の第一歩を受け、マレーの兄ジェイミー氏が英紙「デイリー・テレグラフ」の取材に応じている。

 ついに復活の第一歩を示すマレー。記事では1歳上の兄ジェイミー氏が、腰の負傷で離脱した7月のウィンブルドン以降の歩みについて説明している。

「アンディは、チームとともにジム内でのトレーニングに臨み、コートに戻るためのトレーニングを続けてきた。直近の3週間ではボールを使ったトレーニングを開始していた」

 このように復帰までの道のりを明かしたジェイミー氏。親善試合とはいえ、フェデラーとの対戦を復活の足掛かりにしているマレーの意欲について、代弁している。

「今の状況は彼がツアーに参加してから最も実戦から離れた期間だと思う。だからこそ、また試合をすることに興奮しているのは間違いないね。彼自身、競争が大好きで、自分自身の体をテストする機会となるはずだ。このプランは、来年の初めに全豪オープンに戻るためだからね」

 マレーは昨年優勝を果たしたATPツアーファイナルズこそ欠場。ただし、負傷が癒えれば世界トップクラスであることは間違いない。非公式戦とはいえ、フェデラーとのマッチアップで、来季への手応えをつかむことはできるか。