トータル5アンダー6位タイに浮上した宮里優作(撮影:佐々木啓)

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<ブリヂストンオープン 2日目◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(7,119ヤード・パー71)>

2日間連続で雨中でのプレーとなった「ブリヂストンオープン」。2アンダー18位タイから出た宮里優作は6バーディ・3ボギーの“68”でラウンド。スコアを3つ伸ばし、トータル5アンダー6位タイに浮上した。
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予選ラウンドは国内復帰2戦目となる石川遼と、15年ぶりの日本ツアー参戦のマット・クーチャー(米国)と注目の2人と同組に。アウトスタートの1番はボギーが先行したが、その後3番では同組2人がボギーを叩く中でバーディを奪うなど順調にスコアを伸ばした。

一方で「カッパを着ていたし、セットアップの位置が雨で少し狂ってしまった」と降雨に悩まされた一面も。プレーを共にしたクーチャーも、この日を2バーディ・2ボギーのイーブンパーでホールアウト。トータル1アンダー31位タイで予選ラウンドを終えたように、思うようにスコアを伸ばせなかった。「クーチャーでもスイングリズムが崩れたりしていた。トップクラスでもこの天気はきつかったのかな」とこの日のタフな状況を振り返っていた。

降雨によるコースコンディション不良のため、初日が中止となり54ホールに短縮された今大会。最終日の明日も台風21号の接近により悪天候が予想されるため、36ホールに短縮される可能性も出てきた。そうなれば、賞金の加算金額は50%に半減される。現在賞金ランク2位につける宮里は、首位を走る小平智と約712万円差に迫っているだけに、「明日がなくなる可能性も頭にあったので、もっと詰めていきたかった」と悔しさが残る1日に。「もし明日もあれば、よろしくお願いします(笑)」、笑顔の中に若干の悔しさを隠しクラブハウスを後にした。

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