北朝鮮の内閣機関紙・民主朝鮮は17日、署名入りの論評で、日本が人権問題を議論する第72回国連総会第3委員会で「20万人に及ぶ朝鮮女性を性奴隷にしたということは事実と合わないだの、完全に根拠のないことであるだのと言い立てた」と非難した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、「日本が自分らの過去清算義務を回避するのは朝鮮人民の胸に塩をまき、刀を差し込むような残虐な行為として、万人の呪いと糾弾を受けるべき重大犯罪行為である」と糾弾した。

また、「日本代表なる者は自分の前世代が『東洋平和』のために生命をささげ、過去日本が周辺諸国の『自由』と『独立』のために巨大な犠牲をしたかのようにわい曲された歴史教育を受けた者である」と述べた。

さらに、「どれが正義であるか、どれが真実であるかも見分けられずにむやみに言い散らすこのような者のため、国際舞台での日本のイメージは地面に落ち、日本の外交的孤立は日増しに深化している」と指摘した。

その上で、「日本は特大型の反人倫犯罪の歴史を絶対に覆い隠すことも、隠滅することもできないということを銘記し、一日も早く過去清算の勇断を下さなければならない」と主張した。