日頃の真摯な取り組みが、今日の活躍につながった──。シェイクスピア監督が称えたのは、岡崎のプロ根性だ。(C)REUTERS/AFLO

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 火曜日のナイトゲーム、カラバオ・カップ(リーグカップ)3回戦で、本拠地にリバプールを迎えたレスター・シティ。前半は完全にゲームを支配されたが、後半に入ると徐々に盛り返し、ひとりのストライカーの登場によって流れが変わる。
 
 58分、負傷したレオナルド・ウジョアに代わって投入されたのが岡崎慎司だ。堅実なポストワークで攻撃に幅と奥行きをもたらし、レスターのカウンターを巧みに引き出していく。そして65分、ロングボールから味方が頭で落とした球を蹴り込んで先制点を挙げると、78分にはFWイスラム・スリマニのゴールをアシスト。2-0快勝の全得点に絡む活躍で、ホームサポーターの喝采を浴びた。
 
 試合後の会見で激賞したのが、クレイグ・シェイクスピア監督だ。
 
「シンジは素晴らしいレスポンスを見せてくれた。本当に嬉しいし、彼のスタンスにあらためて感銘を受けたよ。常日頃から高い集中力でトレーニングに臨み、完璧な準備をしている。それがシンジという男なんだ。ずっと変わらない。いつもそうだ。試合の半分にも出場していないのに、マン・オブ・ザ・マッチのトロフィーをゲットしてしまう。ベンチスタートであってもあれだけの仕事をやってのけるシンジを、誇りに思う。最高の貢献を示し、最高のインパクトを与えてくれたよ」