堂安や関根に続け!今、海外リーグに挑戦してほしい7人の日本人選手

写真拡大 (全7枚)

堂安律や関根貴大、中島翔哉、坂井大将など今年の夏も何人かの日本人選手が海外に挑戦した。

必ずしも「海外移籍=成功」ではないが、海外で出場の機会を勝ち取れば、間違いなくその選手にとっては大きく、延いては日本サッカー界にとっても財産になるだろう。

そこで今回は、編集部のそれぞれに「今、海外リーグに挑戦してほしい選手」をあげてもらった。

もちろんそのチームのサポーターにとっては迷惑な話かもしれないが、そこは一旦目を瞑ってもらい、純粋に「海外でのプレーを見てみたい選手」をご紹介する。

1. 杉本 健勇

生年月日:1992/11/18 (24歳)
所属クラブ:セレッソ大阪
ポジション:FW

【コメント】

以前から能力的なポテンシャルは非常に高かった杉本が、ユン・ジョンファン監督の下でついにブレイク。日本代表デビューも飾った。

精神面の成長がそこに大きく寄与したことは疑いようがないが、今後はそれとともに技術面や戦術面をより一層磨く必要がある。

そのためには、Jリーグよりも身体的なアドバンテージが少ない欧州などの厳しいリーグで早くプレーするべきだ。

サウジアラビア戦後のコメントを読むと本人からもその辺りの意欲が感じられて頼もしい。

選出者:編集部O

2. 植田 直通

生年月日:1994/10/24 (22歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:DF

【コメント】

もちろん鹿島アントラーズのファンにとってはたまったものではないだろうが、日本代表がより強くなるために必要なのは世界的なセンターバックであると思う。

その点で吉田は成長を続けてきたわけだが、彼がオランダに行ったのは22歳の時で、それからサウサンプトンで重要な役割を担うまで時間がかかった。つまり、「センターバックは若いころに海外へ挑戦してある程度の時間をかけないと厳しいのではないか?」という話である。

そういう点でいえば、植田直道は今年22歳。吉田の後を継ぐ存在になってほしいからこそ…。もちろん、同じセンターバックの冨安健洋にも同じ期待を持っている。

選出者:編集部K

3. 青木 亮太

生年月日:1996/03/06 (21歳)
所属クラブ:名古屋グランパス
ポジション:MF

【コメント】

「現在、Jリーグで最も可能性を感じさせるアタッカーの一人」と称しても差し支えないだろう。

狭い局面を打開できるそのドリブルは切れ味十分で、常にゴールを目指す“ギラギラ感”も頼もしく、そのプレースタイルはまさに海外向き。

まだまだ荒削りで課題を挙げればキリはないが、若くしてステップアップを果たせば、大化けする可能性は十分にある。

選出者:編集部T

4. 安部 裕葵

生年月日:1999/01/28 (18歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:FW

【コメント】

今季デビューしたばかりの18歳であり、現実味は薄いかもしれない。

だが、新人離れした果敢な仕掛けは見応えを感じさせる。海外で活躍する姿を見てみたい若手のひとりだ。

選出者:編集部I

5. 井手口 陽介

生年月日:1996/08/23 (21歳)
所属クラブ:ガンバ大阪
ポジション:MF

【コメント】

中田英寿を彷彿とさせるプレーぶりはヨーロッパでこそ輝きをより増すに違いない!

「リーズが獲得する」という噂もあるが、是非チャレンジして欲しい。

選出者:編集部Q

6. 北川 航也

生年月日:1996/07/26 (21歳)
所属クラブ:清水エスパルス
ポジション:FW

【コメント】

Jリーグで結果を残した選手が海外クラブに引き抜かれるケースは多いが、それ以外の“売れ方”があってもいいはずだ。

Jリーグには才能ある若手選手が豊富に揃っており、にもかかわらず所属クラブで出場機会に恵まれない選手も少なくない。出れば結果を残している印象のある、清水FW北川航也もその一人だ。

北川は足元の技術がしっかりしており、とにかく勝負強い。昨シーズンはほとんどが途中出場であったが9得点をマークしており、清水にとって逆転昇格の契機となった第34節のセレッソ大阪戦での鮮烈な同点ゴールは多くの人の記憶に残っている。

こうした「宝の原石」がより海外で出場機会を得られれば、日本サッカーの未来も明るいはず。

選出者:編集部S

7. 藤谷 壮

生年月日:1997/10/28 (19歳)
所属クラブ:ヴィッセル神戸
ポジション:DF

【コメント】

今年のU-20ワールドカップで最も“個の力”を感じたのは、堂安律(フローニンゲン)でも久保建英(FC東京)でもなく、右サイドバックの藤谷だ。

大会では初瀬亮(ガンバ大阪)とのターンオーバーで2試合の出場にとどまり、また、初瀬に比べると同じ右サイドの堂安との連携も良くなかったが、優勝候補のウルグアイ相手に見せたスピードと1対1の強さは、この試合だけで海外からオファーが届いてもおかしくないほど印象的なものだった。

「神戸のダニ・アウヴェス」と呼ばれていることは後で知ったが、納得の愛称である。

選出者:編集部H