幼馴染コンビで優勝を狙う池田勇太(撮影:佐々木啓)

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<ISPSハンダマッチプレー選手権 3回戦◇6日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>
ISPSハンダマッチプレーランキング1位対120位という組み合わせになった池田勇太と横尾要の3回戦。開催コースの浜野GCを熟知していた横尾の下克上も期待されたが、5&4で池田がランキング1位の貫禄を示した。
池田勇太の勝利の女神は土屋太鳳似の21歳
今年の「WGC-デル・テクノロジーズ・マッチプレー」に出場しているものの、国内で開催されるマッチプレーは初めての経験となった池田。あえて駆け引きは行わず、ストロークプレーと変わらぬマネジメントに終始したという。
「要さんの調子があまりよくなかったことにも助けられましたが、自分なりに3つプレーしたパー5ですべてバーディを奪えたのはよかったと思います」
唯一のピンチだったのは、1アップリードで迎えた4番パー5だ。ティショットを左のラフに打ち込み、2打目をグリーン右手前のバンカーに落とした池田。ピンまで約30ヤードあったが、約2・5メートルに寄せ、それを沈めてバーディを奪った。横尾が2オン2パットのバーディだっただけに、オールスクエアに戻される心配もあったが、見事にそれを跳ね除けた。
今回は帯同キャディに昨年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」でキャディを務めた佐藤真弘氏を起用。池田が小学生、佐藤氏が中学生のときに千葉にある北谷津ガーデンで一緒に練習をした仲だという。現在は総武CCのキャディマスターを務めているが、同じ千葉県の浜野GCはラウンド経験があり、それを買われて今回の起用となった。ちなみに、昨年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」では、プレーオフの末、谷原秀人に敗れている。池田とともに今回はぜひその借りを返したいところだろう。
この日はスタート前から雨が降り続けたこともあり、前日のプロアマ戦とはセカンドショットの距離がまるで違うと語っていた池田だが、しっかりと距離のアジャストを行えたことは、ショット復調の兆しといえる。マッチプレーに対する苦手意識はないだけに、上位を狙うチャンスは十分にある。
文/山西英希
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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