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 木村拓哉(44)が主演を務める映画『検察側の罪人』(2018年公開)で、嵐・二宮和也(34)と共演する。大物ジャニーズコンビに業界内外から注目を集めているが、関係者によれば「最悪の雰囲気でクランクインを迎えてしまった」という。

「SMAPと嵐といえば、かつてジャニーズの“派閥問題”でも対立する上層部の傘下にいました。そんな両グループの木村と二宮の共演が実現するとあって、話題性は抜群です。共演者も吉高由里子(29)や松重豊(54)、八嶋智人(46)、大倉孝二(43)といった人気女優からベテラン、演技派が名を連ねる。監督は、15年の映画『日本のいちばん長い日』などを手掛けた原田眞人氏(68)が務めます」(スポーツ紙記者)

 そんな同作は、すでに撮影に入っている。しかし、7月上旬に出演者が勢揃いして台本の読み合わせを行った際、現場は異様な空気に包まれたという。

「台本の読み合わせというのは、本番に向けて気持ちや団結力を固めるために行われる面がある。大御所俳優の中には手を抜く人もいますが、それも友情出演やチョイ役の場合だけで、こと主演でそんなことをする人はまずいません。それなのに、どういうワケか木村はずっとボソボソと小声で、ほぼ棒読み状態で続けたんです。これには共演者も困惑するしかなく、諫めるはずの監督ですら木村には意見ができないという状況もあって、同席者たちに不信感を抱かれてしまうような有様でした」(制作会社スタッフ)

 しかも、問題視されたのは木村だけではなかった。

■二宮は失笑ものの芝居を連発

 前出の制作会社スタッフが語る。

「二宮もド下手な芝居を連発して、裏では失笑を買う始末だった。実力派ばかりの共演陣ということで、演技面で浮いてしまうのは仕方のないことかもしれませんが、それにしてもジャニーズ2人のやる気のなさにはみな呆れていましたよ。どういうつもりだったかはわかりませんが、このふたりあっての作品というだけに、せめてやる気ぐらいは見せるべき場面だったはずです」

 話題性が先行している状況なだけに、内容にも質が求められるが、果たして……。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。