名ランニング・バックとして名をはせた元アメフト選手のマーショーン・リンチが、地元シアトルでサッカーの親善試合に出場!……したのだが、即レッドカードで1発退場になってしまった。

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出典: twitter.com

センターサークルから巨体を揺らしながら猛ダッシュし、ゴール前でパスを受けたマーショーン。相手選手2名を前にシュートを放つか……!? と思いきや、なんと堂々とボールを手で掴み、脇に抱えたままゴールに突進! そのままキーパーをかわしてタッチダウンしてしまったのだ。

出場からわずか1分で披露したメチャクチャな反則プレーに対し、観客は爆笑&大盛り上がり。しかし、駆け寄った主審がレッドカードを高く掲げて退場を言い渡されると、マーショーンは「なんでだよ!?」とカードを奪い取り、空中に投げ捨てボールを上空へパント! 会場を再び爆笑させ、主審も「やれやれだぜ」といった表情を見せている。

もちろん、これはチャリティ試合ならではサービスで、エンターテイナー気質のマーショーン&主審による珍プレーコントのようなもの。マーショーンはわずかな出場時間にもかかわらず、しっかりと笑いをとってベンチへ戻って行った。

現役時代は“ビースト・モード”の愛称で親しまれていたマーショーン。一度ボールを渡されれば圧倒的な突破力を見せ、ヤードを稼ぎまくることから付いたネーミングだ。一流チームでキャリアを積んだ彼は、引退後には<Beast Mode>という自身のスポーツアパレルブランドも展開。銃の不法所持で逮捕されるなど、物騒なビーストモードを見せたこともあるが、チャリティ団体を主宰するなどアメフト選手にとどまらない活動も行っている。

今年初頭にはオークランド・レーダースに入団し、まさかのNFL復帰も果たしたマーショーン。今後も色んな所でビーストモードを発動させて、スポーツファンを盛り上げてもらいたいものだ。