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 先月28日に放送された『テレ東音楽祭2017』(テレビ東京系)で、司会をつとめたTOKIOの国分太一(42)が、現在充電期間中のKAT-TUNについて言及する一幕があり、ファンの間で話題になっている。

 番組にはKAT-TUNの中丸雄一(33)がソロで出演。パフォーマンスを披露したあとのトークで、国分は中丸に「そろそろKAT-TUNやってくんねぇかな?」とコメントした。中丸は「僕もそう思ってるんですけれども……」と返した中丸に国分は「来年期待してるよ」という言葉を送った。この国分が送ったエールに、ネットでは「KAT-TUNの再開を願う先輩がいて嬉しい!」「太一くんありがとう」「本当に来年こそは復活してほしいな」といったコメントが見られ、活動再開を待つKAT-TUNのファンを沸かせたようだ。

 こうした国分の後輩思いの一面は、プライベートでも見られるようだ。23日放送のラジオ番組『国分太一 Radio Box』(JFN系)でも、Kis-My-Ft2の北山宏光(31)と宮田俊哉(28)とともにサッカーを楽しんだことを語り、他にも関ジャニ∞の村上信五(35)、Hey! Say! JUMPの有岡大貴(26)、そして中丸らともプレーを楽しんでいるという。このようなプライベートの友好関係の広さや面倒見の良さが、TOKIOの好感度上昇に一役買っているという。

「『テレ東音楽祭』では、突発性難聴で入院したKinki Kidsの堂本剛(38)に代わり、長瀬智也(38)が急きょ代役で登場し、堂本光一(38)とともに曲を披露して注目を集めた。こういったこともあり、業界内外でTOKIOの再評価が進んでいるのでは」(スポーツ紙記者)

 昨年末のSMAP解散以降、”ポストSMAP”としてこれまで嵐にスポットライトが当てられてきたが、どうやらTOKIOが取って変わっているようだ。ジャニーズ内の序列的にもSMAPの後に続く存在でもあるTOKIOだけに順当な評価とする向きも多い。

■嵐とTOKIOの大きな違いは安定感?

「ポストSMAPと言われていた嵐ですが、彼らを取り巻く現状がとにかく厳しい。とくに特徴的なのがレギュラー番組の不調やメンバーのスキャンダルです。冠番組の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)は相変わらず視聴率が低空飛行を続け、メンバーが出演するドラマも揃って不調。立て続けにメンバーが週刊誌の餌食になってしまったことも、大きなマイナス要因になっている。こうした彼らの様々な状況から今後の嵐を不安視する関係者も少なくありません」(前出・芸能記者)

 一方TOKIOは、メンバー全員で出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)が長寿番組となっており、いまなお各メンバーは様々な世代に高い人気を誇っている。

「まずは、決して背伸びをしない“等身大のアイドル性”があるという点。また、女性ファンのみならず男性からの支持率も非常に高いのも特徴です。スキャンダルに関してはリーダーの城島茂(46)がグラビアアイドルとの熱愛が報じられたばかりだが、婚期を逃している城島を応援する声の方が大きいというまさかの反応でした」(前同)

 同性からの支持を集め、スキャンダルも好意的に受け取られるTOKIO。ジャニーズ内のどのグループよりも安定感を感じさせる大人のグループだと言えるだろう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。