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 6月26日に放送された『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)で、中居正広(44)がKis-My-Ft2にドッキリを仕掛ける企画が放送され、両ファンから注目が集まった。番組では「中居正広からキスマイにありがとうを伝える」という企画をメンバーたちで敢行した。しかしこの企画がそもそもこれは中居側が仕掛けた“ドッキリ企画”。本当の企画は「中居正広ドッキリ緊急SP」で、中居が“キスマイはヤラセをするのか”を検証する企画であった。中居の策略にまんまと引っかかったメンバーからは、事実が伝えられると悲鳴があがり、ドッキリは見事に成功。番組を盛り上げた。

 ネットではファンが注目しており、「中居のキスマイへの愛情が伝わった」「さすが中居君!キスマイをわかってる」「お互いの信頼があってこそだよね」と称賛の声が寄せられた。ジャニーズ残留が伝えられた中居だが、その一方で中居を慕うジャニーズ事務所の後輩からは、安堵の声が漏れているという。

「とくにキスマイは中居の冠番組でそれぞれレギュラー出演したり、派生ユニットの舞祭組のプロデュースなど、中居との接点が多いグループ。SMAP解散や中居の退所でグループも自然消滅も囁かれたが、その危機はどうやら回避することができそう。今後も中居がしっかりと育てていくと思われます。今回の企画はキスマイファンだけでなく中居ファンにとってもほっとした番組構成でした」(芸能記者)

 中居の残留はSMAP周辺だけではなく、他のジャニーズタレントたちにも影響を及ぼすことになりそうだ。とくに今後、中居の存在はジャニーズ内でより大きなものになるとされているのだという。

■ヒット作に恵まれず木村の”求心力”が急降下?

 その一方で、ジャニーズ事務所内で影響力が弱まっているのが、木村拓哉(44)を慕う“木村派”といわれるタレントたちだ。バラエティ路線の強い中居とは異なり、これまでドラマを中心に出演していた木村へのすり寄りを狙う後輩たちも少なくなかったが、最近は事情が変わりつつありそうだ。

「中居は自分の冠番組を多く持ち、キャスティングに関しても発言権がある。そうした中居に比べると、木村は事務所が用意した仕事をこなすだけの一タレントでしかない。以前から木村は後輩たちから”雲の上の存在”として認識されてきたが、最近ではそうした距離感が開くあまり煙たがられる存在になっている。また、木村の俳優としての出演作がヒットにつながらないため人望が薄れてきているとも。もはや木村に求心力はなくなっているようです」(前出・記者)

 SMAPの年長組として、それぞれのやり方でグループを牽引していた中居と木村。今後はジャニーズ事務所を牽引する存在として、後輩たちとどのような接点を持っていくのかにも注目が集まりそうだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。