テレビ朝日「フリースタイルダンジョン」のT-Pablowのガチギレぶりが話題となっている。

T-Pablowは、サイプレス上野、漢 a.k.a. GAMIを撃破したチャレンジャー・晋平太と激突した。先攻:T-Pablow、後攻:晋平太で試合がスタート。
「HIPHOPは文化だ ブームじゃねえ」
「金稼ぐ事よりも金の稼ぎ方」
「俺はブームを作ってる側なんだよ 絶対に俺は文化を捨てねえ」
「HIPHOPってのは生き方だ ラッパーに大事なのは死に方だ」
とアツいヴァースをかましまくり先制攻撃。対する晋平太は「ブームを作ってんだろ?俺と一緒じゃん」「だから俺はずっとここにいる オールドじゃなくてゴールドスクール」など王者の貫禄を見せて返していく。1ndラウンドのジャッジは晋平太の勝利。

2ndラウンドは先攻:晋平太、後攻:T-Pablowでスタート。DJRYOW「ビートモクソモネェカラキキナ」のビートにあわせ、晋平太は「ビートもクソもねえから聞きな 気をつけな口の利き方」と切り出した。そこで着火したT-Pablowは晋平太の胸ぐらを掴んでしまう!T-Pablowの「てめぇから触ってきたんだからな?」というヴァースでもあるように晋平太から先に触っているのだ。
晋平太はそれに対して「掴む胸ぐら」と切り返したが、それがT-Pablowの怒りに完全に火を注いでしまった。韻もビートもすっ飛ばし、
「くそだせえから死んじまえよ」
「おい この野郎 てめぇ後でさらっちまうぞ」
「おめぇB-BOYのビの字もねえんだよカス」
「てめえ死ねよ 触んじゃねえぞ」
と地上波NGレベルじゃない罵倒の超絶連打が止まらない。その後もバトルは続くが、T-Pablowは再び胸ぐらを掴み、至近距離で恫喝してしまう。2ndラウンドのジャッジも晋平太が勝利、怒りまくってステージを降りるT-Pablowであった。

ネット上などではT-Pablowの取った行為に対して否定的な意見が多いが、自分のスタイルを曲げず戦ったT-Pablowは、ラッパーとしてカッコいい生き様を示した。これがリアルなヒップホップ。試合に負けたが勝負には圧勝したバトルではなかっただろうか。