科学技術の進歩により、今ではさまざまな場面で活躍できる、さまざまな特徴や能力を持つロボットが続々と誕生している。20世紀、ロボットは未来の象徴であり、ロボットがいる生活は憧れの1つでもあった。それが今世紀に入って一気に現実のものとなりつつあるのだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 科学技術の進歩により、今では、さまざまな場面で活躍できる、さまざまな特徴や能力を持つロボットが、続々と誕生している。20世紀、ロボットは未来の象徴であり、ロボットがいる生活は憧れの1つでもあった。それが今世紀に入って一気に現実のものとなりつつあるのだ。
 
 中国メディア・今日頭条は8日、日本人のロボットに対する思い入れについて紹介する記事を掲載した。記事は「ロボットに対する思い入れを持つ日本人はこれまで、政府の支援のもと、ますます人に優しい、スマートな人型ロボットを開発、製造している。人のようにサービスを行ったり、エンターテインメントを提供したりするロボットは、日本人にとっての生活の一部になりつつあるのだ」とした。
 
 そして、日本人のロボット愛は、数十年昔から培われてきたものであることを示すべく、1960年代から80年代にかけて複数のロボットを制作して、子どもたちに夢を与えてきた相澤次郎氏のロボット作品の1つである「五郎」を写真付きで紹介。また、同じ時代にデパートの客集めとして展示された奇妙な形のロボットの写真を掲載した。
 
 そのうえで、現在日本で開発されているロボットの数々を紹介。おなじみのアシモやペッパーに加え、患者がベッドから車いすへ移動するのをアシストするクマ型ロボットや、災害などで精神的ダメージを受けた高齢者を癒すアザラシ型ロボット、朝食を作ってくれるロボット、結婚式の証人になってくれるロボット、ギターを弾くロボットなどを挙げて説明している。
 
 現在のロボット開発は、長年人びとがロボットに対して抱き続けてきた夢や憧れが大きなモチベーションの1つになっているに違いない。少年時代に描いた空想や理想の世界があるからこそ、その世界に近づくための研究により一層力が入るのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)