ノートPCは本当に必要なのか? 2in1PC人気の今、あえて2万円台のノートPCを買う理由

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Windows 10 Home付きで2万4,980 円 (税別)のノートPC「Stl-14HP012-C-CDMM」がパソコン工房から発売された。
まさに格安スマホなみの、格安ノートPCだ。
すでに初回出荷分は、完売になっており、次回の入荷は、6月中旬とのこと。

現在、ノートPCの人気は、2in1スタイルに集中している。
そのため既存のクラムシェル型の価格は、2in1モデルよりも割安な価格設定になっている。
だとしても、2万4,980 円 (税別)は破格の価格といえるだろう。

とはいえ、パソコンの世界では、価格よりも、最新、最速、人気モデルを選択するユーザーが多い。
最新のトレンドモデルには、性能だけでなく、最新の技術を試せるからだ。
だからこそ、既存のクラムシェル型よりも、高価格でも売れているのだ。

そんな中、価格が安いとはいえ、人気の2in1スタイルではなく、
既存のクラムシェル型ノードPCを購入する理由とは、どこにあるのだろうか?

■スマホなみに安いノートPC 気になる性能面は
現在売れ筋の格安スマホは、3万円台だ。2万4,980 円 (税別)といえば、それらよりも安い。
こんな安価でノートPCが購入できるとなれば、初回出荷分が売り切れるのも無理はない。

しかし、ここまで安いと、性能面など、いろいろ気になることはある。

スペックは、
CPUは、インテルCeleron N3450
メモリーは4GB
ストレージは32GB eMMC
光学ドライブはなし。
画面は14型 光沢液晶パネル
解像度は、1366×768ドット

スペックをみていくと、やはり、ストレージが小さいことが気になるポイントだ。
特に本製品をビジネスなどで使おうと思っている場合は、外部メモリーによるストレージの増強は必要となるだろう。
外部メモリーは、
・USBの外付けハードディスク
・USBメモリー
・SD(HC/XC)/MMCカード
を使用することができる。SD(HC/XC)/MMCカードであれば、パソコン本体に挿したまま持ち運べるし、データをやり取りする際も手軽に行える。

一方、インターフェイスは充実している。
・HDMI端子
・D-Sub端子
・USB3.0端子やUSB2.0端子に加え、USB3.0 Type-C端子
・SD(HC/XC)/MMC対応カードリーダー
も備えている。
通信環境は、
・有線LANポート
・802.11ac対応の無線LAN
・Bluetooth
と、インターフェイス面は十分に実用的と言えるだろう。

■ビジネスでは、既存のクラムシェル型ノートPCは主戦力
最近では、ノートPCは使わず、なんでもスマートフォンで行うという人も若年層を中心に増えている。
特に、現在のスマートフォンは、デジカメに近い高画質や、パソコン同様に使えるインターネット機能、アプリでもOfficeファイルの閲覧や編集までできる。

しかし、スマートフォンだけで何でも事足りるのか?
 といえば、「NO」と答える人は、まだ多い。

実際、今でのビジネスの現場では、ノートPCは必須だ。
資料作成や、メールも作成、管理など、多くのビジネス作業にとって、まだノートPCは必要不可欠な道具である。

また、ビジネスでの文書作成や編集、修正などでは、キーボードを使う作業が多い。
このため、ビジネスでの作業では、キーボード操作が主体である既存のクラムシェル型ノートPCを利用しておるケースが多い。

まして価格も安いとなれば、ビジネス用途がメインである場合、既存のクラムシェル型ノートPCを選択することは、十分な理由となる。




本製品は、Windows 10 Home搭載で2万円台という、衝撃的な安さが最大の特徴だ。
使う用途を割り切って使えば、十分に役に立ってくれるだろう。


ITライフハック 関口哲司