料理のレシピ本やテレビ番組で必ず目にする「大さじ1」「塩ひとつまみ」などの表現。料理をおいしく作り上げるためには、油や調味料の分量を正しく計ることが必須ですが「計量スプーンが見当たらない」「『ひとつまみ』の感覚がわからない」などの場合には、とても困ってしまいます。

 そこでオトナンサー編集部では、「大さじ1」「ひとつまみ」などがそれぞれどの程度の分量なのか、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。

「少々」は「お好みで」のニュアンス

 まず「大さじ1」「小さじ1」「1カップ」「1合」の分量からです。

・大さじ1=15cc

・小さじ1=5cc

・1カップ=200cc

・1合=180cc

 次に「塩少々」「塩ひとつまみ」「塩ひとつかみ」の分量です。

 関口さんによると、「少々」には「お好みで」というニュアンスが含まれているため、「微調整してください」という意味になります。

 また「ひとつまみ」には、親指+人指し指の2本と、親指+人指し指+中指の3本があり、重さはそれぞれ1グラム、2グラム程度です。

 そして「ひとつかみ」は「だいぶざっくりなので、味付けというよりも塩もみやパスタをゆでる時などに使います。分量は大さじ1〜2程度です」(関口さん)。

 ちなみに、大さじ1とした時の、調味料ごとのグラム数は以下の通りです。

・塩=18グラム

・しょう油=18グラム

・油=12グラム

・ケチャップ=15グラム

(オトナンサー編集部)