「自己組織化社員」を育てる たった1つの方法
◎倒産寸前「7度の崖っぷち」から年商4倍、23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロ!
◎「赤字は犯罪」&「黒字化は社員のモチベーションが10割」と断言!
◎学歴、国籍、性別、年齢不問! ダイバーシティで女性管理職3割!
◎「2-6-2」の「下位20%」は宝! 70歳まで生涯雇用!
……こんな会社が東京・西早稲田にあるのをご存じだろうか?
現役社長の傍ら、日本経営合理化協会、松下幸之助経営塾、ダイヤモンド経営塾から慶應義塾大学大学院ビジネス・スクールまで年50回講演する日本レーザー社長、近藤宣之氏の書籍『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』が話題。発売早々第5刷となった。
なんと、政府がこれから目指す施策を20年以上前から実践している小さな会社があった! 「7度の崖っぷち」からの大復活! 一体、どんな会社なのか?
自己組織化社員とは?
日本レーザーが目指しているのは、「自己組織化」です。
自己組織化とは、自立した社員が創造的な活動をして、変化に対応できるチームにすることです。
スポーツにたとえると、サッカーのような「個々のプレー」と「連携プレー」の両方で対応する組織をつくることです。
大阪支社の奥田明子は、35歳で課長格になった営業業務担当です。
支店の女性事務員のおもな仕事は、経理の精算といった総務や庶務です。
ですが、奥田の仕事は、それだけにとどまりません。
注文を受けたり、見積書をつくることもあります。
私が「見積書をつくれ」「注文を受けろ」と指示しているのではありません。
「どうすれば会社に貢献できるか」を奥田自身が考え、自己効力感(自分に対する信頼感や期待感)を持って仕事をしているのです。
普通の事務員であれば、見積書をつくることはできません。
なぜなら、見積書は、商品に関する知識がないとつくれないからです。