画像は「misono OFFICIAL WEBSITE」より

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 歌手のmisono(32)が、俳優の山田親太朗(30)率いる男性4人組バンド「HighsidE」のドラマー・Nosuke(27)との熱愛を報じられた。所属事務所は「プライベートのことは本人に任せています」と熱愛を否定しておらず、Nosukeも自身のインスタグラムにmisonoとのツーショットを頻繁に掲載。misonoにとって久々に明るい話題といえそうだが、なぜかネット上では非難轟々で嫌われぶりが浮き彫りになっている。

■おめでたい熱愛ニュースなのに…批判一色の異常事態

 第一報を報じた2月22日付の『サンケイスポーツ』によると、二人は数年前に共通の知人である山田を通じて出会い、音楽活動について互いに相談するうちに意気投合。Nosukeはmisonoのライブサポートメンバーとしても活動しており、自然と距離が縮まったことで昨年2月から交際がスタートしたという。

 本来であればおめでたいニュース。炎上騒動ばかり目立っていたmisonoにとっても久々の明るい話題だ。各ポータルサイトでも、このニュースはアクセスランキングの上位に入るほど注目を集めている。

 ところが、そのコメント欄では「今年一番のどうでもいい話題」「結婚してそのまま引退したら」「まだ引退してなかったの?」「CD出せなくなって落ち込んでるかと思ったら熱愛か」「熱愛ネタくらいでしかメディア露出できなくなったんだね」などと辛口意見が多数を占めている。

 何か落ち度があるならともかく、単なる熱愛ニュースでここまでボロカスに叩かれるとは異常。この嫌われぶりは「引退詐欺」と揶揄された騒動に端を発しているようだ。

「かつてmisonoは『30歳で引退する』と公言し、引退後について具体的に『一発目はキャバ嬢、一回ナンバーワンになってみたい』と夜の仕事への転身をほのめかしたこともあった。しかし、これに『キャバ嬢の仕事をナメてる』『水商売をバカにしてる』といった批判が殺到。さらに30歳の誕生日が近づいてきた一昨年春に『一般人に戻ろうと思っていた2015年に、新しくお仕事を2ついただいたので辞められなくなりました…このお仕事は、続けさせていただきます!』と引退を撤回。この騒動によって多くのマスコミやファンが振り回されたため、いわゆる“かまってちゃん”のイメージが定着。それまでの痛々しい言動も不評を買っていましたが、引退撤回が嫌われキャラを決定づけてしまった」(芸能関係者)

■「引退宣言してない」開き直りでさらなるバッシング

 それからmisonoは世間から批判されることについて「(テレビに)出演してなくても、思い出してもらえるくらい“嫌われてる”なら、むしろ救われます。『知る人ぞ知る有名人』ではなく『国民的な芸能人』になれたって事で存在価値がある」などと自身のブログで開き直り、余計にバッシングが強まった。

 さらにmisonoは昨年11月に深夜の暴露系トーク番組『じっくり聞いタロウ』(テレビ東京系)に出演し、実は「30歳で引退することになったら……」という仮定の話をバラエティ番組でしたところ、ネットニュースに「30歳引退宣言」と書かれてしまったのが真相だと主張。そのタイミングでCDアルバム『家-ウチ-※アルバムが1万枚売れなかったらmisonoはもうCDを発売することができません。』を発表したため、それが「引退商法」との憶測を呼んで猛バッシングされたと訴えた。

 しかし、これにも「だったら最初に引退を否定しろよ」「もうすぐ引退するみたいなブログ記事を何度も上げてたくせに」といった批判が殺到。そんな状態であったために、せっかくのおめでたい「熱愛」の話題すらも辛口コメント一色になってしまったようである。

 好感度の低下によって一時期より仕事も減少しているが、いくら叩かれても消えずに「痛キャラ」路線を突き進む強心臓ぶりは称賛に値するのかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。