降板騒動にも発展

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 突如、宗教団体「幸福の科学」に出家すると発表し、世間を騒がせている女優・清水富美加(22)。連日、出演作品に関する撮り直しやお蔵入りの危機が報じられているが、所属するレプロエンタテインメントだけでなく、芸能界において絶大な権力を持つジャニーズ事務所にも多大な影響を与えてしまったようだ。

「清水は、ジャニーズタレントとの共演が多く、ジャニーズサイドにとって“お気に入り女優”だったことは明らかです。2014年には若手グループ・A.B.C-Zの5人が出演した深夜ドラマ『魔法★男子チェリーズ』(テレビ東京系)のヒロイン役を演じ、翌年もHey! Say! JUMP・山田涼介(23)主演の『母さん、俺は大丈夫』(日本テレビ系)に出演していました」(ジャニーズに詳しいライター)

 そして、2016年は嵐・大野智(36)主演の連ドラ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)にメインキャストの一人として名を連ね、TOKIO・松岡昌宏(40)が主演を務めた『家政婦のミタゾノ』(テレビ朝日系)には、2番手の役どころで出演。いずれも清水の演技は高評価を受けていたが、特に『家政婦のミタゾノ』は松岡の相棒という重要な役割を担っていた。

「さらに清水は関ジャニ∞・丸山隆平(33)主演の映画『泥棒役者』にも出演していたが、今回の事態を受けて降板が正式に決定。代役は女優・石橋杏奈(24)が務め、撮り直しが行われることになりました」(前出・ライター)

■「レプロ以上にジャニーズが許さない」

 ジャニーズ所属タレントと清水の関係は蜜月に見えたが、今回の騒動でそれは潰えた。今後に与える影響は壊滅的だ。

「『家政婦のミタゾノ』は5月17日にDVD・Blu-rayの発売を控えていますが、放送終了後には続編を求める声が続出したほど人気を呼んだ作品でした。松岡と清水のやり取りがドラマの“肝”だったこともあり、続編となれば再びキャスティングが難航しそうです。今回の一件で、清水がジャニーズの逆鱗に触れたことは確実。いわば虎の尾を踏んでしまった格好です。もし、清水が宗教から離れて芸能界に戻りたくなったとしても、レプロ以上にジャニーズが許さないでしょうね」(前出・ライター)

 これ以上、ジャニーズサイドへの悪影響が及ばないことを祈るばかりだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する