名物の「あんみつ」(700円)には、寒天や国産アンズのシロップ漬け、白玉、赤エンドウ、粒あんがのる/銀閣寺 㐂み家

写真拡大

老舗の茶屋や甘味処が手掛ける、絶品あんこスイーツが数多くそろう京都。中でも、あんこと相性抜群な寒天とミツが絶妙な“あんみつ”や、優しい甘さと温かさにほっこりと癒される“おしるこ&ぜんざい”が人気となっている。そこで、編集部がおすすめする、あんこ好きなら絶対食べたい、京都で人気の「あんみつ」「おしるこ」「ぜんざい」を紹介!

【写真を見る】ほんのり海藻の香りがする寒天は、素朴な味わいのあんこと相性抜群の「白玉あんみつ」(650円)/みつばち

■ 「銀閣寺 㐂み家」の塩と砂糖の塩梅を極めたあんこが絶品!

左京区にある「銀閣寺 㐂み家」では、4〜5時間かけて炊き上げるあんこなど、ほとんどの素材を店内で手作り。店主が生まれ育った東京の下町で親しんだ、小豆や砂糖の甘さを塩で引き出す味をベースに、関西人にも食べやすいようにアレンジしている。名物の豆かんやあんみつのほか、夏はかき氷、冬はぜんざいや京風白味噌雑煮など、季節限定メニューにも定評がある。

【オススメあんみつ】名物の「あんみつ」(700円)は、寒天や国産アンズのシロップ漬け、白玉、赤エンドウ、粒あんがのる。たっぷりとかけられた自家製黒ミツもたまらないおいしさだ!

■ 「みつばち」のさわやかな香りの寒天とあっさりしたあんこが絶妙

双子の姉妹が営む、出町柳の甘味処「みつばち」。千葉県産のテングサをじっくり煮込んだ寒天や、毎朝炊き上げるあんこや赤エンドウ、波照間産の黒糖で作る濃厚な黒ミツなど、素材の一つ一つが店内で丁寧に作られている。あんみつとぜんざいなど、2つの味を同時に楽しめるセットや持ち帰りメニューがある。

【オススメあんみつ】「白玉あんみつ」(650円)のほんのり海藻の香りがする寒天は、素朴な味わいのあんこと相性抜群。シロップで煮た干しアンズの酸味のバランスも絶妙だ!

■ 「大極殿本舗 栖園」の2種類の小豆を楽しめる贅沢なぜんざい

季節ごとに変わるのれんが目印の、烏丸にある和菓子店「大極殿本舗 栖園」。築140年の京町家を生かした店内は、1885(明治18)年の創業当時に使われた看板などが置かれ、販売スペースのほか茶房「栖園」を併設。茶房では、寒天に季節の素材やミツを合わせた名物の「琥珀流し」など、旬の素材にこだわった甘味を味わえる。

【オススメぜんざい】「相生ぜんざい」(1150円)は、大粒の丹波大納言と上品な味わいの白小豆が一つのわんに入り、2つの豆の味が楽しめるぜんざい。香ばしく焼き上げたよもぎ餅も美味だ。

■ 「弥次㐂多」のなめらかなこしあんと香ばしい粟がヤミツキに!

1948年から3代続く河原町の甘味処「弥次㐂多」。風情ある店内では、おしるこやぜんざい、あんみつなど、多彩なメニューがそろう。手間ひまかけて作り上げる甘味を求め、親子4代で通い詰めるファンも多い。観光客だけでなく、地元の人にも愛されている。通年食べられるかき氷も人気で、夏には行列ができることも。

【オススメおしるこ】「あわしるこ」(1050円)は、ふっくらと蒸した香ばしい粟の上に、なめらかなこしあんをたっぷりかけた冬季限定のメニュー。好みに合わせて、添えられた葉唐辛子の佃煮と一緒に楽しもう。【関西ウォーカー編集部】