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博報堂は12月13日、「ソロ活動系女子(ソロ女)」について意識調査の結果を発表した。調査は8月、1都2県(東京都・神奈川・埼玉県)在住の20歳〜59歳独身及び既婚男女520人を対象に行われた。同社が2014年8月から研究を行う、自由で自立したライフスタイルを謳歌する単身・独身男性「ソロ活動系男子(通称: ソロ男<だん>)研究プロジェクト」の一環。

○ソロ女は"自由・自立・自給"

「ソロ男」の特徴である「私は束縛されないで自由に過ごしていきたい方だ」「私は(家族がいても)一人で過ごす時間を確実に確保したい方だ」「私は(家族がいても)誰かにあまり頼らず生きていける方だ」と思うか尋ねたところ、以上の三問全てに「そう思う」「ややそう思う」と回答した単身・独身女性は42.8%だった。調査では、この42.8%を「ソロ女」と定義。

一方、既婚女性に同じ質問をしたところ、32.7%という結果で、結婚しているソロ女(隠れソロ女)も一定数いることがわかった。

なお、同じ調査を単身・独身男性および既婚男性にすると、独身・単身男性対象者(ソロ男)は42.4%、既婚男性対象者(隠れソロ男)は32.4%で、それぞれ女性における割合とほぼ同じだった。

結婚生活では「愛」か「お金」かどちらが大事と思うか尋ねたところ、「愛が大事」と答えたソロ女は17.3%、「お金が大事」と答えたソロ女は37.0%だった。一方の既婚女性は、「愛が大事」が37.1%、「お金が大事」が16.9%で、ソロ女と割合が逆転している。

○高給を求めるが責任ある地位にはつきたくない

「高い給料」か「休みがたっぷり」、どちらを求めるか尋ねたところ、「高い給料」を求めると答えたソロ女は37.8%、「休みがたっぷり」と答えたソロ女は32.7%。「高い給料」と答えた割合は、ソロ女・ソロ男・既婚女性・既婚男性の中でもソロ女が最も高くなっている。

一方、「気楽な地位」か「責任ある地位」、どちらがよいかを尋ねると、「気楽な地位」と答えたソロ女は57.6%。「責任ある地位」と答えたソロ女は19.7%にとどまった。高い給料は欲しいけれど、責任ある地位にはつきたくない、ソロ女の姿が浮かび上がっている。

○「ソロ女」4分類

さらに同社では、「ソロ女」を4つのクラスターに分類。"男たちが望む女性像を忠実に生きてるのに結婚できない女"「昭和ソロ女」(構成比24%/37.1歳/年収481万円)、"生物学的には女でも、価値観や行動が完全に男"「男前ソロ女」(構成比17%/37.6歳/年収544万円)、"狂信的なポジティブ思考で、なんでも欲しがる上から女"「欲ばりソロ女」(構成比30%/38.5歳/年収443万円)、"周囲に合わせすぎて、自分自身を見失っているネガティブ女"「喪失ソロ女」(構成比29%/34.0歳/年収464万円)としている。