何気なく言ってない?「突然離婚を言い渡される妻」のNGワード
「夫に『離婚しよう』と言われました。昨日までは、本当に普通だったんです。一体私の何がいけなかったんでしょうか……」
突然の離婚宣言をする夫の印象は、おおむね“やさしい人”であることが多く、夫が不満を言ってこないことから「夫は何の不満も持ってないと思っていた」と相談者の多くが感じています。
実は、「不満を持っていないだろう」と思っているのは妻だけ。
男性はストレスを溜める傾向が強いため、愛情が感じられない妻の言動をせっせと溜め込んでしまいます。そして、些細な妻のひと言で爆発し、離婚を言い出してしまうのです。
今回は恋愛コンサルタントの筆者が、離婚の引き金になりがちな妻の言動を3つ、お伝えします。
■1:何かにつけて「遅い」
多くのカップルを見ていると、女性は直感でパっパと物事を決めるのに対し、男性は“じっくり考えるけど、決断したら早い”ことが多いもの。
この“じっくり考える”という時間が問題で、この間、妻は何も言わずに放っておくという行動がベスト。
締め切りがある場合は「○日までにお願いね!」とだけ言って、あとは放っておきましょう。
「遅い」と言ってしまうことは「愚図、のろま」など、能力が劣っている意味に捉えられます。
これは、男性が最も言われたくない「お前はダメだ」という言葉と同じであるため、男のプライドを汚された感覚になります。
■2:服装が「ダサい」と言う
独身のときからオシャレで、ファッションに興味があった男性ならいざ知らず、多くの男性は「洋服は、安い物でいいか。破れたら買い替えよう」というスタンスであることがほとんど。
仕事を一生懸命やっている男性ほど、ファッションに気を回せなくてダサいという場合があるでしょう。
しかし、これを言ってしまうのは「自分のタイプじゃない」という意味と捉えられます。
妻から男性として否定された感覚になるのと共に、場合によっては「妻に新しい彼氏ができたのでは?」という錯覚に陥ります。
■3:部屋や下着を「汚い」と言う
ハッキリ言って、女性の立場から見ると女性より男性の方が汚いです。
一人暮らしの部屋も、女性より男性の方が雑多な感じがあるでしょう。
そんな彼らが、結婚してからいきなりキレイ好きになることは少ないはず。
だからといって、帰宅後すぐにお風呂へ誘導したり、夫の下着を汚いものとして扱うことは、彼そのものを否定しているというふうに捉えられてしまいます。
夫がなぜあなたと結婚したのか?
それは「この女性なら、ありのままの自分を受け入れてくれそうだ」と感じたからに他なりません。
結婚生活に限らず、長続きする関係は“お互いが、どこまでありのままの姿にOKを出すか”が大切。
それに、夫も他の独身女性から見たら「結婚したい素敵な男性」の1人かもしれません。
「いつ別れてもいいや」と思っていないかぎりは、ここに挙げた3つはできるだけ言わないことをオススメします。
【筆者略歴】
※ 橘つぐみ ・・・ 恋愛コンサルタント。つぐみ恋愛相談所代表。テクニックだけでなく、ポンポンッとうまくいく雰囲気も教えるコンサルや勉強会が人気。著書は『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社)『最終彼氏の見つけ方』(大和出版)他。
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