台湾・嘉義県、阿里山森林鉄道の世界遺産登録に努力
(嘉義 1日 中央社)嘉義県政府は、同県内を走る阿里山森林鉄路の世界遺産登録を目指している。11月28日には沿線の魅力をアピールした。
日本統治時代に開通した同鉄道は全長86.457キロ。海抜30メートル地点から2000メートル地点までを駆け上がる登山鉄道であり高山鉄道だ。相次ぐ土砂災害により、奮起湖―阿里山間は長期間にわたって不通となっているが、懸命な復旧工事が続けられている。
同鉄道では橋梁やトンネルのほか、急勾配を登るスパイラルループ線、スイッチバックなど、難所を克服するためのさまざまな工夫が凝らされている。県では「貴重な文化資産であり観光資源だ」と登録に十分な素質があるとしている。
海抜1186メートル地点にある水社寮駅は、集落を縫うように線路が馬蹄型に湾曲し、独特の風景を生み出している景観スポットとして知られる。駅周辺の住民は少なく、普段は無人駅だが、四天王山への登山口として週末には多くの観光客でにぎわうという。
(黄国芳/編集:齊藤啓介)
日本統治時代に開通した同鉄道は全長86.457キロ。海抜30メートル地点から2000メートル地点までを駆け上がる登山鉄道であり高山鉄道だ。相次ぐ土砂災害により、奮起湖―阿里山間は長期間にわたって不通となっているが、懸命な復旧工事が続けられている。
海抜1186メートル地点にある水社寮駅は、集落を縫うように線路が馬蹄型に湾曲し、独特の風景を生み出している景観スポットとして知られる。駅周辺の住民は少なく、普段は無人駅だが、四天王山への登山口として週末には多くの観光客でにぎわうという。
(黄国芳/編集:齊藤啓介)