10年越しのタイトル奪還へ...柏木陽介「今年の浦和は強かったなと思われるように」《CS出場クラブ合同記者会見》

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▽Jリーグチャンピオンシップ(CS)の出場クラブ合同記者会見が17日に都内で行われ、浦和レッズ所属の日本代表MF柏木陽介が出席した。

▽2ndステージ優勝と年間勝点1位の座につき、決勝の舞台で待ち受けることとなった浦和レッズ。この会見に出場クラブ代表として登壇した柏木は、CSの中継局による質問に以下のようにコメントしている。

◆MF柏木陽介(浦和レッズ)

──浦和としてはこの先が本当に欲しいタイトル、チャレンジになると思うが、それが残り2試合。昨年のCSで悔しい想いをしているが、昨年の気持ちを踏まえて今年のCSへの想いは

「(昨年のCSは)非常に悔しかったなと思う。今年だったら引き分けで(決勝に)上がれるという状況だった中で、というと言い訳になるが、そういう状況で上がれなかったという悔しさもあるし、自分たちのスタイルを出しながら点を取り切ることができなかったという悔しさもあったので、一発勝負の難しさというものを改めて感じた試合になった」

「今回は年間1位として最後の2試合だけ戦えるという状況だが、一発勝負とは違ってホーム&アウェイで戦わなくてはいけない。また難しい試合になると思う。(準決勝から)上がってきたチームは1試合している分、難しくなるのかなと。勢いがあるチームの方が良い試合をしやすいのかなというのはある。それらの難しさはあるが、自分たちが1年間やってきたことをしっかり振り返りながら臨めれば自信をもって勝利につながると思っているのでブレないサッカーをしていくだけだと思う」

──勝ち上がってきたチームは勢いがあり、決勝で待っている立場は試合勘に劣る部分があると思うが、待ち受ける立場としてどう考えているか

「正直、浦和というチームは時間を置けば置くほど勝てないと今まで散々言われてきたし、その難しさを自分たちでもよく分かっているのでどういうモチベーションでいかないといけないのかなというところの不安はあるが、これまでと違った(日程の)空き方というか、CSという戦いは最後ということもあるし、川崎と鹿島という素晴らしいチームのどちらかが上がってくるという状況なので、そういう部分をもって日々過ごしている分、より良い状態を保てるのではないかと思う。23日にこの2チームの試合を観れば、俺らもやらなあかんなという気持ちにさせてくれると思っているので、試合を観て刺激に変えて残り2試合、良い試合をして良いプレーをして良い結果につなげていきたい」

──浦和はリーグタイトル、年間王者から長らく遠ざかっている分、年間王者への想いは非常に強いものがあるなと感じるが、10年分の想いというのを選手全員がどう持っているか

「2ndステージ優勝をした時も、全員がすごく嬉しいという感じではなかった。ただ、年間勝点1位で終われたというのは自分たちとしてはすごいポジティブで良かったなというところはあったので、年間1位になった時にみんなでワーッとやりたかったなというのは選手と話していた」

「僕も浦和に来た理由というのはタイトルを獲るためなので、それができてなかった分、すごく悔しさを感じていますし、申し訳ない気持ちもある。年間勝点1位をとって、さらにCS優勝することによって今年の一年、本当に浦和は強かったなと思われると思うので、そういうところを見せられるように全力で戦って、良い結果を出せるように頑張りたい」