上原彩子に続き、鈴木愛も1打罰に…(撮影:福田文平)

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<伊藤園レディス 2日目◇12日◇グレートアイランド倶楽部(6,639ヤード・パー72)>
 松森彩夏がキャディに渡そうしたボールが池に落ち、リフト&クリーンの処置を間違えた上原彩子に68打もの罰がつくなど、「伊藤園レディス」2日目は様々なことが起こった。
松森彩夏のキャディがボールを大捜索
 
 松森はボールを投げて渡したことは「いつものことなので、特に意識しないでやってしまった。軽率でした」と反省。なお、池に落ちたボールを捜した松森のキャディは「責任を感じて自分から探しにいきました」とコメント。5つのボールを池から拾ったが、「どれも違っていた」と悔しそうに話した。
 この池ポチャの他に、松森と同組だった鈴木愛にもルールトラブルがあった。第一ラウンドから雨の影響で、芝を短く刈り上げた区域、フェアウェイやカラーでは罰打なしでボールを拾い上げて拭き、元の位置に戻すローカルルール、リフト&クリーンが適用された。9番のセカンドで鈴木はそれに基づき球を拾ったが、その時に周辺のとびちった芝を払ってからボールを戻した。そのまま戻すとボールが動きそうだという理由からだが、これがゴルフ裁定集23-1/8により1打罰に。「知らなかったのがありますが…残念ですね」と唇を噛んだ。
 松森は36位タイ、鈴木は48位タイと、ペナルティは受けたが予選は無事に突破。明日はこの日のことを挽回し、上位を狙う。
【ゴルフ裁定集23-1/8より抜粋】球を動かす原因となるかも知れないルースインペディメントの取り除き;球をリプレースする前に取り除かれたルースインペディメント
 スルーザグリーンでルースインペディメントを取り除いた結果、プレーヤーが球を動かす原因となった場合は1打の罰を受ける。そのような状況で、プレーヤーがルースインペディメントを取り除きたいと思う場合、球を拾い上げる前か、動かされた、あるいは拾い上げられた球をリプレースした後にそうするべきである。

<ゴルフ情報ALBA.Net>