【極秘】ジブリ「千と千尋の神隠し」の知られざる秘密12連発 / ハクの動きはウナギを参考
『千と千尋の神隠し』は2001年に日本で公開されたスタジオジブリのアニメ映画作品。先日開催された『スタジオジブリ総選挙』にて見事第1位に輝き、1週間限定で再上映されたのは記憶に新しいところ。公開から15年が経過した今なお根強い人気を持った作品なのです。
そこで、今回は『千と千尋の神隠し』にまつわるトリビアを厳選してご紹介。あなたの知っているトリビアはいったいいくつあるでしょうか!?
1. 興行収入はいまだに日本歴代1位
『千と千尋の神隠し』の興行収入は300億円以上で、公開から15年経過した今でも歴代1位に輝き続けている記録となっています。
7月に公開されたにもかかわらず翌年の春まで公開が続き、ベルリン国際映画祭の金熊賞やアカデミー賞のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。
2. 千尋のモデルは関係者の娘
主人公の千尋にはモデルがいるとされています。それは『千と千尋の神隠し』でも製作で携わった、映画プロデューサーの奥田誠治さんの娘さんでした。宮粼駿監督と奥田さんは家族ぐるみで仲が良く、宮崎監督は奥田さんの娘さんが大のお気に入り。
次第に宮崎監督は「彼女の世話をしたい」と思うようになり、ついに奥田さんの娘さんを主人公にした映画を作る決心をしたのです。作品が千尋の成長ストーリーになっているのはそのためかもしれませんね。
また、関係者が見ると千尋は奥田さんの娘とそっくりで、特に走り方がうりふたつなのだとか。
3. 主題歌は映画完成の2年以上前に誕生
『千と千尋の神隠し』の主題歌は木村弓さんが歌う『いつも何度でも』ですが、実はこの曲は映画が完成する2年以上前に誕生していました。宮崎監督は「この曲が『千と千尋の神隠し』を作るきっかけとなった」と明言するほど作品に強い影響を与えたようです。
4. 油屋はいくつかの温泉がモデルとなった
物語の舞台となる『油屋』はいくつかの温泉や建物がモデルになっているそうです。美術監督の武重さんは四国の道後温泉、日光東照宮、江戸東京たてもの園の子宝湯、目黒雅叙園などの名前をあげています。
5. 油屋の一般従業員にもモデルがいる
油屋で働く従業員たちにもモデルが存在します。それはなんと、男性従業員がカエル、女性従業員がナメクジなのだとか……! このことについて宮崎監督は「僕らの日常はカエルやナメクジみたいなもの」だと語っています。
6. 荻野家の車は宮崎監督の愛車
荻野家が乗っている車は『アウディA4 2.4クワトロ(先代モデル)』だとされていますが、実はこちらは宮崎監督が仕事用に使用していたことがある車なのだとか。
7. 魔女の宅急便のジジが登場している
同じくジブリの名作『魔女の宅急便』で主人公・キキの相棒として登場する黒猫のジジ。なんと、ジジは『千と千尋の神隠し』にも登場しています。坊の部屋をよく探してみると、クッションにジジのイラストが描かれているのです。
8. ハクの動きはウナギを参考にしている
ハクが竜になった時の動きをリアルにさせるのは、かなりスタッフが苦労したポイントだったようです。特にダメージを受けて苦しんでいるシーンは動きだけで表現しなければならず、非常に難易度が高かったのだとか。
そこで動きの参考になったのは、なんと「まな板の上に置かれたウナギ」だったそうです。確かに実在しない生き物のリアルな動きなんて再現しようがないですからね。
9. 韓国版タイトルを直訳→『千と千尋の行方不明』
日本のみならず世界各国で親しまれているジブリ作品。もちろん『千と千尋の神隠し』もそのひとつで、国によってタイトルや登場人物名に若干の変更が施されています。
韓国版のタイトルを日本語に直訳すると、「千と千尋の行方不明」になるのだとか。行方不明となるとかなり印象が変わりますね。
10. 台湾の街がモデルになった説はデマ
『油屋』をはじめ、周辺の街は台湾の九フンという街がモデルになったという説があり、台湾観光のガイドブックや旅行番組などでも取り上げられることがありました。確かに写真などを見てみると、雰囲気が似ているような気がします。実際に「聖地巡礼」をしたファンも多いのではないでしょうか。
しかし、残念ながらスタジオジブリも宮崎監督もこの説を公式に否定しています。あくまで似ている街でしかないということですね。
11. 豚になった父親が食っていた料理はバーワン
千尋の両親が飯を食いまくって豚になってしまうシーンがあります。そのシーンで父親が弾力のあるゼリー状の料理を食べていますが、それは実在する台湾の伝統的な料理で、バーワンといいます。実際に台湾で食べられている料理で、日本でも一部の台湾料理店で食べることができるんですよ。
12.『火垂るの墓』の節子が幽霊として出演か
『千と千尋の神隠し』と同じジブリ作品に『火垂るの墓』という名作があります。そこに登場する、栄養失調で死亡した節子が、幽霊となって『千と千尋の神隠し』に登場していると噂されています。
確かに、『千と千尋の神隠し』で登場していると言われるシーンを確認すると節子らしき女子がいますが、ジブリから公式なコメントは出ていません。よって、いまだに真相は謎なのです。
さて、あなたはいったいいくつのトリビアをご存知でしたでしょうか。知れば知るほど深いスタジオジブリ作品の数々。今回のトリビアを知っていれば、さらに『千と千尋の神隠し』を楽しく見ることができるかも?
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/
千と千尋のトリビアを大公開!
そこで、今回は『千と千尋の神隠し』にまつわるトリビアを厳選してご紹介。あなたの知っているトリビアはいったいいくつあるでしょうか!?
『千と千尋の神隠し』の知られざる秘密12連発
1. 興行収入はいまだに日本歴代1位
『千と千尋の神隠し』の興行収入は300億円以上で、公開から15年経過した今でも歴代1位に輝き続けている記録となっています。
7月に公開されたにもかかわらず翌年の春まで公開が続き、ベルリン国際映画祭の金熊賞やアカデミー賞のアカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。
2. 千尋のモデルは関係者の娘
主人公の千尋にはモデルがいるとされています。それは『千と千尋の神隠し』でも製作で携わった、映画プロデューサーの奥田誠治さんの娘さんでした。宮粼駿監督と奥田さんは家族ぐるみで仲が良く、宮崎監督は奥田さんの娘さんが大のお気に入り。
次第に宮崎監督は「彼女の世話をしたい」と思うようになり、ついに奥田さんの娘さんを主人公にした映画を作る決心をしたのです。作品が千尋の成長ストーリーになっているのはそのためかもしれませんね。
また、関係者が見ると千尋は奥田さんの娘とそっくりで、特に走り方がうりふたつなのだとか。
3. 主題歌は映画完成の2年以上前に誕生
『千と千尋の神隠し』の主題歌は木村弓さんが歌う『いつも何度でも』ですが、実はこの曲は映画が完成する2年以上前に誕生していました。宮崎監督は「この曲が『千と千尋の神隠し』を作るきっかけとなった」と明言するほど作品に強い影響を与えたようです。
4. 油屋はいくつかの温泉がモデルとなった
物語の舞台となる『油屋』はいくつかの温泉や建物がモデルになっているそうです。美術監督の武重さんは四国の道後温泉、日光東照宮、江戸東京たてもの園の子宝湯、目黒雅叙園などの名前をあげています。
5. 油屋の一般従業員にもモデルがいる
油屋で働く従業員たちにもモデルが存在します。それはなんと、男性従業員がカエル、女性従業員がナメクジなのだとか……! このことについて宮崎監督は「僕らの日常はカエルやナメクジみたいなもの」だと語っています。
6. 荻野家の車は宮崎監督の愛車
荻野家が乗っている車は『アウディA4 2.4クワトロ(先代モデル)』だとされていますが、実はこちらは宮崎監督が仕事用に使用していたことがある車なのだとか。
7. 魔女の宅急便のジジが登場している
同じくジブリの名作『魔女の宅急便』で主人公・キキの相棒として登場する黒猫のジジ。なんと、ジジは『千と千尋の神隠し』にも登場しています。坊の部屋をよく探してみると、クッションにジジのイラストが描かれているのです。
8. ハクの動きはウナギを参考にしている
ハクが竜になった時の動きをリアルにさせるのは、かなりスタッフが苦労したポイントだったようです。特にダメージを受けて苦しんでいるシーンは動きだけで表現しなければならず、非常に難易度が高かったのだとか。
そこで動きの参考になったのは、なんと「まな板の上に置かれたウナギ」だったそうです。確かに実在しない生き物のリアルな動きなんて再現しようがないですからね。
9. 韓国版タイトルを直訳→『千と千尋の行方不明』
日本のみならず世界各国で親しまれているジブリ作品。もちろん『千と千尋の神隠し』もそのひとつで、国によってタイトルや登場人物名に若干の変更が施されています。
韓国版のタイトルを日本語に直訳すると、「千と千尋の行方不明」になるのだとか。行方不明となるとかなり印象が変わりますね。
10. 台湾の街がモデルになった説はデマ
『油屋』をはじめ、周辺の街は台湾の九フンという街がモデルになったという説があり、台湾観光のガイドブックや旅行番組などでも取り上げられることがありました。確かに写真などを見てみると、雰囲気が似ているような気がします。実際に「聖地巡礼」をしたファンも多いのではないでしょうか。
しかし、残念ながらスタジオジブリも宮崎監督もこの説を公式に否定しています。あくまで似ている街でしかないということですね。
11. 豚になった父親が食っていた料理はバーワン
千尋の両親が飯を食いまくって豚になってしまうシーンがあります。そのシーンで父親が弾力のあるゼリー状の料理を食べていますが、それは実在する台湾の伝統的な料理で、バーワンといいます。実際に台湾で食べられている料理で、日本でも一部の台湾料理店で食べることができるんですよ。
12.『火垂るの墓』の節子が幽霊として出演か
『千と千尋の神隠し』と同じジブリ作品に『火垂るの墓』という名作があります。そこに登場する、栄養失調で死亡した節子が、幽霊となって『千と千尋の神隠し』に登場していると噂されています。
確かに、『千と千尋の神隠し』で登場していると言われるシーンを確認すると節子らしき女子がいますが、ジブリから公式なコメントは出ていません。よって、いまだに真相は謎なのです。
これで千と千尋の神隠し名人は、君だ!
さて、あなたはいったいいくつのトリビアをご存知でしたでしょうか。知れば知るほど深いスタジオジブリ作品の数々。今回のトリビアを知っていれば、さらに『千と千尋の神隠し』を楽しく見ることができるかも?
■執筆・監修:Mr. Fox
執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/