11月のワールドカップでは夢のタッグが実現する(撮影:上山敬太)

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<RIZAP KBCオーガスタ 最終日◇28日◇芥屋ゴルフ倶楽部(7,151ヤード・パー72)>
 福岡県にある芥屋ゴルフ倶楽部で開催された、国内男子ツアー「RIZAP KBCオーガスタ」の最終ラウンド。11時43分に雷雲接近のため競技を一時中断するも、14時41分に再開し、トータル15アンダーとした石川遼が逃げ切りでツアー通算14勝目を飾った。初日から首位を譲らない完全優勝だった。
弟・航は葉子さんとのタッグで初のプロトーナメントに臨むも
 今大会3日目には松山英樹とタッグを組んで11月のワールドカップに出場することが発表された。松山からは「遼、頑張ってくれよ。あと3か月で仕上げてくれ」と熱い激励を受けていたが、それに最高の結果で応えて見せた。ジェイソン・デイ、アダム・スコットの地元豪州ペアなど世界トップが集まる大一番は大きな期待を集めそうだ。
 石川は今年2月の米国男子ツアー「ウェイストマネジメント・フェニックスオープン」の2日目に発症した腰痛と左の股関節痛により、ツアーを長期離脱。約5か月間の休養後、7月初旬の国内男子メジャー「日本プロ日清カップ」で復帰するも127位タイで予選落ちに終わっていた。初日から安定したプレーを続けると、最終日も中断を挟む難しいコンディションで3つスコアを伸ばし逃げ切り優勝。そこからわずかな期間でケガからの完全復活をアピールする勝利となった。
【最終結果】
優勝:石川遼(-15)
2位T:ブラッド・ケネディ(-10)
2位T:マイケル・ヘンドリー(-10)
2位T:高山忠洋(-10)
5位T:谷原秀人(-9)
5位T:宮本勝昌(-9)
5位T:藤本佳則(-9)
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