ポケモンGO配信開始から一週間 「飽きられる派」と「飽きられない派」の議論

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社会現象となった「ポケモンGO」が配信されてからそろそろ一週間。ネットでは「ポケモンGO」はそろそろ飽きられるか、飽きられないかの議論が熱心におこなわれている。

飽きられる派の主張


「ポケモンGO」は飽きられる派の主張としては、「俺はもう飽きた。作業ゲー」「爆発的に流行りすぎて飽きられる運命」との声が。車や自転車でのながら運転が横行していることから、「事故・事件も起こってるし、いずれは規制が入るでしょ」と冷静な意見もあった。実際、鉄道事業者などではすでに、施設内にポケモンを出現させないよう要請を行っている。

また、専門家からはゲームの構造上の問題も指摘されている。アプリデザイナーの深津貴之さんがTwitterで、「ポケモンGOの最大の課題は『中期ゴールの欠如』で、これが原因で1〜2週間すると一気に離脱率が高まる」と言及。同ゲームの短期的なゴールは目の前のポケモンを捕まえること。長期的には全部のポケモンを集めることがある。だが、数日から数週間のサイクルでまわる中期的なゴールの要素がなく、レベル10ぐらいからダレるという。

確かにネット上には「ポケモンコンプリート以外で今の所とくに目的が無い」といったツイートがある。ジムに行ってもゲームをやり込んだプレイヤーに負かされるばかりで「みんな強すぎ!」と不満を漏らす初心者プレイヤーも。

さらに、ゲームリリース直後から問題になっていた都会と地方の格差がいまだに深刻だ。「ポケモン田舎すぎてポッポしか出てこないしもう飽きた」「レアなポケモン出ない・ポケストが無い(少ない)・ジムも無い(少ない)だとなぁ」という意見が出ている。

飽きられない派の主張


一方の飽きられない派は、現段階では単に「飽きた」と言いたいだけの人が多いのではという見方だ。「これからもポケモン増えるみたいだし、飽きる気配はない」と今後の機能追加に期待する意見も少なくない。

また、一部ユーザーは通常のプレイの仕方以外にも楽しみ方を見出している。Twitterハッシュタグ「ポケストップふざけてんのかグランプリ」では、ツッコミどころのある「ポケストップ」の画像を教え合っている。各地に設置されたポケストップの多くは、ポケモンGOと同じ会社によるゲーム「イングレス」のユーザーが登録したものが引き継がれている。