男前豆腐店「ケンちゃん」が気になる


お豆腐って、どれも素朴で美味しいですが、男前豆腐店のものを初めて口にしたとき、もうこれしか買わない!と思うほど、その舌触りに感動し、衝撃を受けました。それ以来、筆者が買っているお豆腐は、男前豆腐店さんのものです。



男前豆腐店の商品のひとつ「特濃ケンちゃん」のパッケージに描かれている、「ケンちゃん」というキャラクターです。ケンちゃんがレジにいたら、トイレットペーパーとか恥ずかしくて買えないくらい男前ですよね!
前述のとおり男前豆腐店ファンである筆者は、かれこれ数年間、ケンちゃんを家に迎え入れているのですが、彼のことはいまだに「ケンちゃん」という名前しか知りません。それに反してケンちゃんは、我が家の冷蔵庫の内部事情はもちろんのこと、筆者の寝起きの叫びまで聞いたことがあるのだから、フェアじゃない(?)。筆者もケンちゃんのことを知りたいと思いました。



ホームページで衝撃の疑惑!


まずは男前豆腐店のホームページに行ってみました。
商品を口にしたときもそうでしたが、ホームページでまで豆腐の概念を覆してくるとは! 恐るべし、男前豆腐店。
「エンディングテーマ」という表示を見たときも驚きました。エンディングテーマの動画があるのです。「豆腐×エンディングテーマ」って、だれが思いつくでしょう。

そしてエンディングテーマである「豆腐屋のロケンロ」(作詞:伊藤ジョニー信吾/作曲:伊藤ジョニー信吾)こそ、ケンちゃんの秘密と思われる内容が詰まっていたのです。
その秘密とは、動画を見れば一目瞭然。
寝ているのです、ケンちゃん……の、娘さんらしき幼子が!
そうです!ケンちゃんの娘さんは、眠るのです!
違います、そこではありません。ケンちゃんには、娘さんがいる疑惑が浮上したのです!



気になる点がもう一点。
曲中に、ケンちゃんの身近な存在のどなたかが亡くなっていることをにおわせるような歌詞があり……
もしかしたら、ケンちゃんの奥さまは、もうこの世にいないのかもしれない……
パッケージで見る、ケンちゃんの笑顔の裏側を見てしまったような、何やら男前の中に切なさを含むエンディングテーマなのです。

男前豆腐店さんにお聞きしました


謎めいているところも男前の要素かもしれないと思いつつも、男前豆腐店さんに、ケンちゃんについてお聞きしました。

――ケンちゃんの年齢はおいくつですか?
20代後半です。

――ケンちゃんのご職業は、豆腐屋さんであっていますか?
豆腐屋の息子で、ケンちゃん自身も豆腐屋で働いています。

――ケンちゃんにモデルさんはいらっしゃいますか?
特にモデルはいません。

そしてこの質問。

――動画「豆腐屋のロケンロ」を拝見しますと、ケンちゃんには娘さんがいて、奥さまがお亡くなりになったという設定に思えるのですが……
ケンちゃんの奥さんが亡くなったのではなく、亡くなったのはケンちゃんの祖母となります。ケンちゃんの娘が生まれたタイミングで、祖母を失いました。ケンちゃんはおばあちゃん子で、「豆腐屋のロケンロ」は、その祖母を亡くした時の歌です。

亡くなられたのは、ケンちゃんのお祖母様でしたか……。ケンちゃんはおばあちゃん子だったのですね。
ケンちゃんの笑顔の裏に、そのようなエピソードが秘められていたとは…。応援しています、ケンちゃん!
ケンちゃんの娘さんと思われる子は、本当に娘さんでしたね。男前のケンちゃんに、この娘ありといった、とっても可愛い娘さんです。

教えていただいた貴重なお話を踏まえて「豆腐屋のロケンロ」、ご覧になってみてください。
男前豆腐店さんのホームページ
http://otokomae.jp/

というわけでケンちゃんは、「20代後半で可愛い娘さんがいる、おばあちゃん子な豆腐屋さん」な男前でした!
突然大量の質問を持ち掛けられても、快くご対応くださった男前豆腐店の社員さんも、真の男前ですよね! 男前豆腐店さん、ありがとうございました!「豆腐屋のロケンロ」、家で歌わせていただいています!

(武井怜)