累計発行部数2500万部を超える人気の児童書『ズッコケ三人組』シリーズ。その主人公トリオ「ハチベエ」「ハカセ」「モーちゃん」がイケメン化していると話題になった。Twitterでは、アニメ「おそ松さん」の影響ではないかと指摘する声がある。


イケメンになった三人が登場しているのは、ベネッセコーポレーションが提供する通信教育講座「進研ゼミプラス」のプロモーション用小冊子「ズッコケ三人組の学び革命」だ。話題になっているコマは、マンガ終盤にある。
クラスメイトの「テッペイ」がテストで急に100点を取り、容姿までカッコよくなったことを怪しんでいる三人。そこで、ハカセの親戚からもらった透明人間になれる薬を飲んでテッペイの家に忍び込み、秘密を探ることに。すると、テッペイはiPadでできるようになったチャレンジで勉強していたことが判明。要するにiPadでチャレンジをやったことで、学力が向上するだけでなく、イケメンになれたのだ! 三人は早速「お母さん ボクも新しくなった『チャレンジ』やりたい!!!」と、進研ゼミのマンガでは定番となっているセリフを言い、1週間後のテストで全員100点をとり、イケメンになっていた。テッペイとは違い、少女漫画に出てくるキャラのような顔立ちになり、頭身まで上がる変貌ぶり。クラスメイトも思わず「誰だよ!?」とツッコミを入れてしまっている。
Twitterでも「俺の知ってる三人組じゃないww」「俺も始めようかな」「最近、イケメンにするのが流行っているのか?」などのツッコミがあった。


今回のコラボについて、ベネッセコーポレーションを傘下に持つベネッセホールディングスの広報担当に話を伺った。
「『ズッコケ三人組』を起用したのは、小学生高学年に人気で親和性があり、かつ、小学生が主人公の題材を用いて新講座を体験してもらうストーリーを組むことで、お子さまが勉強に対してやる気になってほしいことを願ったためです」
他作品とコラボしてマンガを作成したのは、今回が初めてだという。
どこで冊子を入手できるのかも聞いてみたところ、ダイレクトメールでは配布しておらず「映画館、書店、習い事教室等での配布になります」との回答をいただいた。
ツイートにもあったように、懐かしいキャラクターがイケメンになる展開は、アニメ「おそ松さん」TV放送第1話でもあった。本当に「おそ松さん」の影響を受けたのかも聞いてみたところ「まったくの偶然です。(イケメン化は)進研ゼミプラスでなりたい自分になれる変化を表現した形です」とのことだった。
(上原しげお)