写真はオフィシャルサイトより

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 ショーンK(48)の経歴詐称騒動、そして降板と、放送開始前に大きな話題となった『ユアタイム〜あなたの時間〜』(フジテレビ系)。急きょ、市川紗椰(29)の単独MC体制に変更して番組をスタートさせたが、初回視聴率は4.0%、2週目には2%台に落ち込み、惨憺たる結果となってしまった。

「戦犯に挙げられたのは、メインMCの市川紗椰です。初MCで緊張しているのはわかりますが、番組では噛みまくりで、落ち着きがない。ある程度わかってはいたことですが、彼女の成長なくして番組の存続はないですね」(フジテレビ関係者)

 だが、ここにきて市川のポテンシャルが発揮されつつある。帰国子女で、コロンビア大学を蹴って早稲田大学に入学した明晰な頭脳もさることながら、彼女は才色兼備な“ガチオタク”モデルとして知られており、ルックスの部分で注目を集め始めている。

「4月19日放送の『ユアタイム』に、市川はニット姿で登場。偶然なのか、狙ったものなのか、市川の胸が強調されたその姿は男性視聴者から反応が良かったと聞いています。番組のキャプチャが多くのサイトに張られてましたからね」(前出・関係者)

 たしかに、市川のボディを「隠れ巨乳」と評価する声もチラホラ。瀕死の番組にとってこの盛り上がりは、非常に助かるだろう。

■市川のポテンシャルが発揮されたCM

 そして、市川のボディがさらに注目を浴びる。それが、下着メーカー・ワコールの「Wing ときはなつブラ」のCMだ。シャツのボタンを外し、野外で胸を強調した下着姿を披露した市川。これには女性ファンも食いついたようだ。

「もともと品が良いイメージがある彼女ですが、お茶の間レベルでは今ひとつキャラが定まっていませんでした。そこへきてこのCM起用は大正解。女性からも美しいと好評で、顔と名前が一致し、応援しようと思う空気は高まっている。一日の終わりに見る時間帯の『ユアタイム』には、好感度や人柄の良さが求められるのでCMは番組にもプラスになるのでは」

 とは、スポーツ紙の芸能担当記者。「男性は色気、女性はプロポーションの良さで惹きつける作戦は今後じわじわ効いてくるのでは」と分析する。

 推定Eカップとされる豊満ボディに突然フォーカスが当たったこの事態。前出のフジテレビ関係者によれば、まさに棚からぼたもちだとか。

「市川目当ての『ユアタイム』視聴者層が確実に生まれています。視聴率アップのため、今後は市川の乳が目立つような衣装が増えていく可能性が高いですね。報道番組がお色気路線に走るのはいかがなものかと思いますが、媚びた色気ではありません。スタートこそ低調でしたが、巻き返しはできると考えています」

 現状では信じられないほどの低空飛行を続ける『ユアタイム』。だが、メインMC市川が、番組を救うことになるかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。