【J１展望】1stステージ・６節｜甲府−湘南｜守備の要・山本が不在の甲府が、今季初勝利に燃える湘南を迎え撃つ
ヴァンフォーレ甲府-湘南ベルマーレ
４月10日（日）／14:00／山梨中銀スタジアム
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績（５節終了時）：15位 勝点４ １勝１分３敗 ４得点・８失点
【最新チーム事情】
●今節は山本が出場停止。土屋も負傷のため、最終ラインは新井、畑尾、松橋で構成。
●前節・浦和戦を、戦術的な理由で欠場したニウソンは先発復帰予定。
●クリスティアーノは、栃木時代の同僚で「親友」のパウリーニョとの対戦を心待ちに。
●ナビスコカップに出場した新加入FWチュカについては、「まだコンディションが充分ではない。ベンチに入れるか入れないかのレベル」と、佐久間GM兼監督。
【担当記者の視点】
浦和戦で退場処分を受けた山本が出場停止で、最終ラインは新井、畑尾、松橋が並ぶ可能性が高い。守備の出来が試合展開を大きく左右すると言っても過言でないだけに、山本の代役に抜擢されるであろう畑尾にとっては、腕の見せどころとなる。
前節では、自身が投入された直後に先制点を奪われる悔しさを味わっただけに、この試合に懸ける想いは強いはず。積極的なコーチングやラインコントロール、持ち前の対人守備の強さを活かしながら、このチャンスを活かしたい。
前線は、ニウソンの１トップ、２シャドーの一角にクリスティアーノを置く組み合わせで臨む。湘南のアグレッシブなプレスをいなしながら、随所で息の合ったプレーを見せている助っ人ふたりにボールを集めたい。
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J１リーグ1stステージ・６節
ヴァンフォーレ甲府-湘南ベルマーレ
４月10日（日）／14:00／山梨中銀スタジアム
湘南ベルマーレ
1stステージ成績：（５節終了時）：17位 勝点２ ０勝２分３敗 ８得点・12失点
●タンドウ・ベラピが、ナビスコカップで好アピール。
●古巣との一戦に、下田が静かに燃える。
●攻め倒すために、藤田征とアンドレ・バイアがスタメン復帰へ。
【担当記者の視点】
敗れはしたが、ナビスコカップの大宮戦で好パファーマンスを見せたGKのT・ベラピが、ついにリーグ戦デビューを果たしそうだ。日本人の母とジンバブエ人の父を持つ、元オーストラリア代表の守護神候補が、果たして開幕から全試合失点を続ける守備再建の切り札になれるか。
また、右シャドーの人選も注目ポイント。アタッカー陣は練習中から好調をキープしており、先発に抜擢されるのは下田、端戸、大槻のいずれかになりそう。特に、昨季まで甲府に在籍した下田は、古巣との一戦へ静かに闘志を燃やしている。
リーグ戦は未勝利で、這い上がるためには是が非でも勝点３を手に入れたい。攻撃的な藤田征が右ウイングバックに、守備の要でありフィード力と高さ（攻撃時のセットプレーの際にも有効）が武器のアンドレ・バイアがリベロに先発復帰する見込み。自陣にブロックを築いてカウンターを狙う甲府から、スピードと運動量で上回って、確実にゴールを決めたい。
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