「女子高生アニメ」と報道されたアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』

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行方不明になっていた埼玉県朝霞市の女子中学生(15)が保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで身柄を確保された容疑者の人物像が盛んに報じられている。その中でTwitterで注目されているのは、容疑者が「女子高生アニメ」に熱中していたという日刊スポーツの記事だ。
「女子高生アニメ」とはあやしい響きだ……。いったいどんなアニメなのだろうか。しかもカバンにはキーホルダーまで付けていたという。

「女子高生アニメ」とは


日刊スポーツの記事を読んでみると、「女子高生アニメ」とは『涼宮ハルヒの憂鬱』のことを指すようだ。容疑者の高校時代の同級生が証言している。

『涼宮ハルヒの憂鬱』は、2006年にテレビ放送され話題を呼び、翌年には東京都など官公庁も運営に関わっている「東京アニメアワード」のテレビ部門優秀作品賞も受賞している。その後、新作や劇場版も製作された作品だ。ほぼ同じ話を8週連続で放送するような変わった「女子高生アニメ」なので確かに注目すべきである。

ただ「女子高生アニメ」という表現では、学園ものの他のアニメの多くも該当してしまうので、Twitterでは「女子高生が出てないアニメのほうが珍しくない?」、「女子高生アニメって少女漫画ほぼ全てじゃね?」、「女子高生アニメなんてNHKで普通に夕方に放送されてるからみんな見て当たり前」などといった反応がでている。

「カバンにアニメのキーホルダー」はわんさか居る


「アニメのキーホルダーをカバンに付けていた」という部分にも、「普通だと思ったのは俺だけだろうか」、「最近の大学生9割アウトやん」、「街歩いてればわんさか居る」と、違和感を抱くツイートがあった。

同様に、マンガ評論家で東京工芸大学マンガ学科准教授の伊藤剛氏も「いまの若い子だと『ふつう』の趣味なんじゃないか?」とツイート。



学者芸人のサンキュータツオ氏も「女子高生アニメなんて、きょうびの若者だいたい見てるっつーの」とTwitterで反応した。


(上原しげお)