昨日、空中でコンピューター操作できる次世代のインタラクティブ&ウエアラブルなデバイス『BIRD』の発表会が開催されました。


これは、イスラエルのベンチャー企業「MUV Interactive」(以下、MUV)が開発したツール。人差し指に装着するだけで、居場所の制限なく、部屋のどこからでも、スマホやPC、タブレットと直接コミュニケーションしたかの如く操作できてしまう代物です。


BIRD本体、ベースユニット、パソコン、プロジェクターを組み合わせることで、このような操作が可能となる模様。

当日は、MUVのスタッフらがデモンストレーションを披露してくれたので、それらを今回はお伝えしたいと思います!

10m離れた場所からでも1mm以下の正確さ


BIRDが特に真価を発揮するのは、プロジェクターを投影した時。画面から10m以内ならば、室内のどこからでもスクリーンを操ることができます。




動画を観た方は驚かれたと思うのですが、かなり小さなポイントも的確にタッチして操作できてます。操作性は、なんと1mm以下の正確さを実現している。まさに、手元のタブレットをタッチしてるのと同じ感覚じゃないですか!

では、BIRDの操作法について。3種類あるようです。
●Touch



タブレットの画面をタッチするのと同じ感覚でコンテンツをタッチします。BIRDを装着した指先で直接タッチするだけ。コンテンツの有効化、選択、アイテムをドラッグする時などに必要な動きです。

●Remote Touch
遠くからでもタッチできる「リモートタッチ」。画面を指差しながら人差し指と親指でつまむ(ピンチする)形を作り、操作します。効果は、「Touch」と全く同じです。



「Touch」はスクリーンがそばにある状態で行う操作で、「Remote Touch」は離れていてもコンテンツを行える操作です。

●Hand-shake
"ピンチ"の代わりに"ハンドシェイク"する手つきの方が心地いい人のための操作法。タッチしたいポイントを狙い、遠隔からBIRDのタッチパッドをタップしてください。




また、上下左右に移動する4種ジェスチャーでの操作も可能。



ジェスチャーの種類は、アプリケーションの内容によって変わってきます。例えばパワーポイントでは、左右のスワイプがスライドの前後移動になる。下はプレゼンモードを終了させます。

会議や授業で、BIRDを装着した複数人が共同作業できる


MUVは、『BIRD』を一般の方々に広く使ってもらいたいと考えています。
「BIRDはIT向けに限らず、一般の先生やサラリーマンといった方々に上手く使っていただきたいと思っています」(輸入代理店「シリコンテクノロジー(株)」技術部長のアイマン・アルクーリー氏)

実はBIRD、複数のユーザー(将来的には10名まで)が同時に一つの画面に向かって操作することもできるそうです。



要するに、学生達が教師やクラスメートとアイデアを自由に交換することが可能となる。はたまた企業のスピーチやプレゼン時には社員間で共同作業でき、開発プロセスが促進される。結果、成果が早くもたらされるでしょう。

あと、ゲームを遊ぶ時にも活用できます。ドローンなんかも操作できちゃいますよ!


そんなこの『BIRD』は、5月18日より発売が開始されるとのこと。メーカー小売価格は4万9800円(税別)です。
また、限定数の先行販売は4月中旬よりスタート。3月24日より、ドスパラにて予約が受け付けられています。
(寺西ジャジューカ)