レジェンドの新会長就任に選手会長も安堵した(Photo by David CannonGetty Images)

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<WGC-キャデラック選手権 2日目◇4日◇トランプナショナル・ドラール(7,543ヤード・パー72)>
 フロリダ州にあるトランプナショナルドラールを舞台に開催されている世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC-キャデラック選手権」2日目。56位タイから上位を目指した宮里優作は2バーディ・3ボギーの“73”。スコアを1つ落とし57位タイに後退した。
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 「少しずつ縦の距離感がでてきた」と今日はアイアンが好調だった。それに対し精細を欠いたのがパッティング。「チャンスにつけられたけど、グリーン上でラインがほとんど読めていない。狙っている方向には出ているけど、入るのを待って、一日が終わった感じ」。伸ばしあぐねた思いが強い。「あと2つくらいは獲れた。もうちょっといけましたね」。
 そんな中、海の向こうから朗報が届いた。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の新会長に青木功が就任したことだ。「ほっとしましたね。どうなるか分からなかったので」。自身も今季から選手会長を務めるだけに、大先輩の重役に選任されたことはとても心強い。
 加えて脇を固めるメンバーも頼もしい。「青木さんならではのメンバー。ゴルフ界を良く知っている人で起動力がある方々がいっぱい入った。男子ゴルフは露出も足りないし、コミュニケーション不足。そこを埋める人たちがいっぱい入った」と大歓迎。「選手と連携してトーナメントをやっていける。みんなで同じ方向と向いてスクラム組める、そういう時期が来たんじゃないかな」と自身の描く理想の男子ツアーへ期待は膨らむばかり。
 今回の人事は自分だけでなく後任にも良いことだと続ける。「もう選手会長はあまり重責じゃないようにしたい。プレーに影響あるようじゃダメ。そこをカバーしてくれる人が入ったと思う」。母国に残してきた懸念もこれで一安心、安堵の表情を浮かべながらクラブハウスを後にした。
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