調理器具はたこ焼き用鉄板? アカデミー賞アフターパーティー会場がお披露目!
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 アカデミー賞授賞式の後にセレブたちが集う公認のアフターパーティー「ガバナーズ・ボール」の報道陣向けお披露目会が現地時間2月18日にアメリカ、ロサンゼルスで開催された。

 アカデミー賞の受賞者をはじめ、約1,500名のハリウッドセレブやVIPたちが出席するというこのパーティー。毎年、違ったテーマが掲げられており、今年は「映画作りという芸術」そして「ハリウッド黄金時代」が基調となる。

 パーティー会場の内装は、1920年代後半から50年代後半の”古き良きハリウッド”を彷彿(ほうふつ)させる雰囲気に彩られており、ルージュ(頬紅の色)、白、漆黒がベースとなっている。壁には、当時名を馳せた風刺画家アル・ハーシュフェルドの作風で描かれた新旧ハリウッドスターの似顔絵170点が飾られ、やわらかな明かりに照らされている。

 パーティーの注目の的となる「食」の指揮を担当するのは、アカデミー賞の関係者間ではすっかりおなじみとなっているセレブシェフのウルフガング・パック氏。今年も50種類以上からなるオリジナル前菜、軽食、デザートでゲストたちをもてなす。アカデミー賞のオスカー像をかたどったさまざまなメニューも用意されており、その中でも特に豪華なのがオスカー像のチョコレート。24カラットの金箔で飾られた、食べるのがもったいないデザートとなっている。さらに今年のシェフお薦めの1品は、ヘルシーなミニドーナツだ。

 油で揚げていないので、通常のドーナツと比べてグッと低カロリーなこの1品は、なんとドーナツの種を日本のタコ焼き機に流し込み、ベリージャムを注入。焼き上がったら上からサッとリキュールをかけ火をつけてアルコールを飛ばす。粉砂糖や生クリームをのせても良いし、そのまま食べてもすこぶる美味だ。

 「『ゲストを空腹で帰すべからず』がモットー」と語るパック氏は、今年も食材の新鮮さを追求し、地元の食材をふんだんに調達した。また、本番のガバナーズ・ボール直前には、オランダ、メキシコ、南米から白ユリ、多種多様な蘭、クチナシなど約1万本の花々を空輸しパーティー会場を飾る。この夢のような空間に、今年はどんなセレブが華を添えることになるのか楽しみである。(文・取材: 明美・トスト / Akemi Tosto)