数々の丼がこの世にあれど、やっぱり肉×白飯の「肉丼」は、見ると食べたくなってしまう最強の飯テロメニューだ。

肉丼ブームを受け、ローストビーフやレアステーキを使ったものなど、個性豊かな顔ぶれがそろってきている。ここ数年の新規オープン店から超有名店まで、いま肉丼好きが押さえておくべきボリューム満点の店を“ドドン”とご覧あれ!



タレの染みたローストビーフがご飯を包む、ドーム型肉丼。『the 肉丼の店』のレアローストビーフ丼(並/¥850)
柔らかレアローストビーフにコチュジャン醤油ダレが効く『the 肉丼の店』

蒲田


2015年末にオープンした丼専門のお店。看板メニューは並、大、メガと3サイズそろう「レアローストビーフ丼」だ。

3日間かけて丁寧に味を入れた柔らかローストビーフ100g(並)が、ドームさながらご飯を包むように折り重なる。ねっとりした赤身肉とニンニクを効かせたピリ辛の醤油ベースダレが抜群のコンビネーションを見せる傍らで、隠し味のコチュジャンもキラリと光る。

良きタイミングで肉山に鎮座する黄味を崩せばまろやかさが加わり、さらに複合的な旨さに昇華する。




ご飯のみならず丼までレアステーキが覆い隠す「がぶ丼(肉180g)」
この店で食わずして肉丼は語れない!『くいしんぼう がぶ』

武蔵小山


ボリューム系肉丼界の大御所として知られる『くいしんぼう がぶ』には、今日も開店前から行列ができる。客の9割が注文する「がぶ丼」は、薄切りレアステーキが丼の上で花のごとく咲き乱れる、創業当時からの看板メニューだ。

牛1頭から少量しか取れない希少部位を、柔らかさが損なわれぬよう丹念に火入れする。ムチムチと口の中で踊るような食感に、最後のひと切れまで飽きが来ない。甘め仕上げのあっさり醤油ダレと黒胡椒の脇役コンビが食べ手の食欲に拍車をかける。



このボリューム!インスタにだって映えます!



内側から円を描きながら豚バラ肉が盛り付けられる圧倒的迫力感。『豚大学』の豚丼(大/¥810)
醤油ダレと豚バラのガチンコ勝負!『豚大学 神保町校舎』

水道橋


一度食べれば胃袋を掴まれ病みつきになる客が多いという「豚丼」。多い日には200杯出ることも。

厚みのある豚肉がバラの花のように盛りつけられ、一筋縄では攻略できなさそうな迫力満点のビジュアル。しかし、肉表面のカリッと香ばしい食感と醤油ベースの甘辛いタレが相乗効果を生み、いとも簡単に肉とご飯の無限ループへ誘われるだろう。

醤油ダレと豚バラのガチンコ飯。野性本能に従い、最後の米ひと粒まで平らげよ!




ステーキ丼(並/¥950)
もう一つの主役丼!『RedRock 高田馬場店』

高田馬場


言わずと知れた、ボリューム丼の有名店。神戸生まれの「ローストビーフ丼」で一躍注目を集めたが、これと並んで人気なのが、アメリカ産ブランド牛を使用した「ステーキ丼」。ローストビーフ丼に負けない迫力で、食べる前から楽しませてくれる。

ステーキは、肉そのものの旨みをガツンと感じられるよう絶妙な火入れを施されたミディアムレア仕上げ。歯を押し返す弾力がありながら、難なく噛み切れる柔らかさも併せ持つ。行列必至の人気店だが、一食の価値ありだ!