「事件の日」の観客には無料招待の公演も

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 イーグルス・オブ・デス・メタルが「ノザミ・ツアー」の新たな日程を発表した。先月パリのバタクランでのコンサート中に起きた89人の死亡者を出したテロ事件によりツアーの中止を迫られていた同バンドだが、新たな日程にてツアーを終了させることを発表した。

 事件のあった11月13日のバタクラン公演に来ていた観客は来年2月16日のパリのオリンピア・シアター公演に無料で招待されることになり、1月5日から20日にかけてオリジナルのチケットの購入場所に連絡すると振替チケットが発行されるという。

 また、予定されていた残りのヨーロッパ公演のチケット購入者も17日(木)からオープンする前売りチケット販売所にて返金されていたそのチケットを再購入することになる。

 イーグルス・オブ・デス・メタルの創設メンバーでありフロントマンのジェシー・ヒューズが語る。

「パリの人々は常に俺たちに素晴らしくしてきてくれた。その素晴らしい都市とそこに住む人々たちに向けて俺たちの愛情はここ1ヵ月の間でさらに確固としたものになった。生存者や負傷者、愛する人を失った人たちの話を聞くとどうしようもない気持ちに駆られる。俺たちのセットを終わらせるために戻らないなんてことは考えたこともなかった。2月にまた戻ってロックンロールを世界に伝えるという俺たちのミッションを続けることをとても楽しみにしているよ」