ローマはチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦の大敗から立ち上がることができなかった。29日のセリエA第14節で、アタランタにホームで0-2と敗れている。オリンピコでアタランタに敗れるのは12年ぶり。ローマは“正式に”危機に陥っている。

ここ4試合で勝ち点4(ダービーでの勝利とボローニャ戦のドロー)しか挙げられていないローマ。まず非難されているのが、ルディ・ガルシア監督だ。指揮官は試合後、次のように述べた。

「私が就任してから最悪の黒星? 今夜はまったく救いようがなかったと思う。彼らはうまく我々を引きずり込み、うまく守った。今は黙って仕事をする必要がある。バラバラになるべきではない。一貫性が必要だ。謙虚にこの時期を乗り越えたい」

ガルシア監督の下でチームの顔つきは変わってしまったという声もある。

「全員が落胆している。我々は責任を負うよ。私を筆頭にね。だが、私は決して屈しない。一つの黒星で気落ちすることはない」

ガルシア監督は「ダービーで我々はグループであることを示した」とも述べた。だが、CLとの関係を問うことは避けられない。指揮官は「CLグループステージ突破まであと1試合だ」と述べ、「今日は今日で別の話だ」とバルセロナ戦との関係はないと主張した。

ヴォイチェフ・シュチェスニーではなくモルガン・デ・サンクティスを起用したことについては、次のように説明している。

「今年は背番号1がいないんだ。モルガンは最近の練習でうまくやっていた。だから、シンプルにローテーションをしたんだ」

ローマはこれからトリノ戦、そしてCLでBATEボリソフ戦に臨む。ガルシア監督はこう締めくくった。

「我々はセリエA最強の攻撃陣を擁している。プレーをつくっているということだ。残念ながら、今日はうまくいかなかった。バランスを取り戻さなければいけない。特に守備だね。そしてゴールを取り戻さなければいけない」

「我々は順位を上げていくことができる。CLでは後半戦がない。グループステージ突破のために勝たなければいけない。私に分かっているのは、最も重要なのは次の試合ということだけだ」