−イタリアのことは恋しいですか?
「すごく恋しい。特にイタリアのサッカーがね。僕はアルゼンチン人で、プレッシャーに慣れている。僕らアルゼンチン人は、愛憎があっても、激しくサッカーに生きる方が良いんだよ。ナポリは特殊な街だよね。イタリアはとても情熱的にサッカーを楽しむ。より刺激があるんだ。ここフランスは違うやり方だ。どちらが良いとか悪いとかの問題じゃない。サッカーと人生を楽しんでいるけど、やり方が異なるということだ」

−誰もが好まないかのように言われるイタリアサッカーへのノスタルジーを感じるのは不思議ですね。
「以前とは違うかもしれない。でも、プレーし、そこで過ごすのに、イタリアサッカーは素晴らしいんだよ。魅力的なんだ。自分が生きたサッカー選手だと感じるし、最大限まで頑張ろうと後押ししてくれる。僕はイタリアのテレビを見られるんだけど、すべての試合を見ているよ」

−30日にはナポリ対インテルがあります。ナポリを応援しますか?
「素晴らしい試合になるように応援するよ。そしてそうなると思っている。ナポリは良いプレーをしているね。今年はスクデット獲得に向けて良い一年かもしれない。選手たちもそれを分かっている。でも、インテルにもスクデットのチャンスがあるよ」

−ユヴェントスはスタートが悪く、ミランはまだ再建中です。ナポリ対インテルはスクデットを懸けた一戦となるでしょうか?
「それを言うのはまだ早すぎる。とても激しいリーグ戦だと思うんだ。ナポリは良いと思うし、彼らが成功したら僕はうれしい。ナポリは僕にとって2番目の家だからね。でも、僕はロサリオ・セントラルのサポーターだ」

−ですが、アルゼンチンに移籍するよりはイタリア移籍の方が簡単でしょう。
「可能性はたくさんある。自分にとってベストのチョイスを決めるための時間があるんだ。これは僕にとって最後の契約となるだろう。自分に刺激を与えてくれるチームでプレーしたいけど、暮らす街やライフクオリティーも考えていく」

−イタリアであなたを望んでいるのは?
「友人だけだ。ありがたいことに常に連絡をくれる」

−ハビエル・サネッティは友人でしょうか?
「友人だよ」

−フランスでのサッカーは終わりとなるのですか?
「今はその中よりも外に足が出ている状態だね。ただ、この仕事に絶対はない。突然すべてを諦め、引退してアルゼンチンに帰るかもしれないじゃないか」

−マルコ・ヴェッラッティはアンドレア・ピルロのようになりますか?
「サッカーにおいて比較に意味はない。ヴェッラッティはすでにとても強い選手で、あのポジションで世界最高の一人になれるだろう。イタリア代表でもここパリでやっていることを見せるチャンスを手にすればね」

−比較といえば、パウロ・ディバラとカルロス・テベスを比較する人もいます。
「まあ…ユヴェントスでテベスがやったことを考えれば、比較はしない方がいいだろうね。ディバラには素晴らしいポテンシャルがあり、さらに向上できる。偉大な選手になるだけのクオリティーがあるんだ」

−リーグアンでは退屈ですか?
「ノーだ。でも、このPSGがほかのクラブにとって強すぎることは隠せないね。僕らにとっての挑戦はむしろ、フランスに僕らを苦しめるライバルがいない中でも刺激を見つけることにある。その意味では、チームは素晴らしい仕事をしているよ。常に努力しているんだ」

−ローラン・ブラン監督とも良い関係なのでしょうか?
「彼は監督で、決めるのは彼だ。問題は何もない」

−カルロ・アンチェロッティ監督の方が良かったですか?
「アンチェロッティ監督はチームとファンタスティックな関係を築くんだ。そして僕をここに連れてきてくれたのは、レオナルドだった。僕がパリを選んだ理由の大半はレオと彼の野心にあったんだ。でも、どの監督もそれぞれの仕事をするもので、僕はそれに適応していく」