「我々は怒っている。試合後、チームは気落ちしていた。だが、今は明日のアタランタ戦で勝たなければならない。我々は多くのことを見せたいと思っているからだ」

その一つは、バルセロナ戦での大敗が、1年前のバイエルン・ミュンヘン戦での大敗後のように尾を引きずることはないということだろう。

マウロ・バルディッソーニGMと違い、ローマのルディ・ガルシア監督は、チャンピオンズリーグ(CL)でバルセロナに1-6と大敗したことをサポーターに謝罪していない。29日のセリエA第14節でアタランタと対戦する指揮官は、次のように述べている。

「バルセロナ戦のことを振り返っても意味はない。私は未来だけを見ている。チームとは話した。とても不満だったし、落胆していたよ。もっとうまくやれたはずだからね。だが、今は反撃する以外にない。アタランタに勝たなければいけないんだ。それから、ほかのチームがどうなるか(30日のナポリ対インテル戦)を見よう。我々はこのチャンスを生かさなければならない」

「我々の目標は常に同じだ。CLでグループステージを突破し、来季のCL出場権を獲得することだよ。それからは、どうなるか、様子を見ていこう」

「我々は戦士だ。泣きわめいていてはいけない。我々には強い気質がある。我々は追い詰められたときに反撃できるからだ。バルサ戦の前も常にそうだった。戦う前から負けていたというのは事実じゃない」

ローマのように失点が多いチームが苦しむのは当然だ。だが、ガルシア監督はこう述べている。

「守備に関しても、全員が仲間を助けようとしているときは、堅固に保つことができるのを示してきた。その上で、どの試合も3-2で勝てるのであれば、私はそれで構わない。我々の攻撃を考えれば、リスクがあるのは普通のことだ」

「我々はバランスに関して継続性を必要としている。それは事実だ。だが、ローマにはクオリティーがある。ビハインドを背負っても、勝てるようでなければいけないんだ。試合への準備が悪いというのも事実じゃない。前半のアプローチを間違えたのは、BATEボリソフとのアウェーゲームだけだ。だが、今は過去について話しても意味がない。明日の試合で勝ち点3を得ることを考えている」