チャンピオンズリーグ(CL)でマンチェスター・シティを下し、決勝トーナメント進出を決めたユヴェントスにとって、セリエA次節でパレルモを軽んじたら、それは最も深刻な過ちとなってしまう。29日のセリエA第14節でも、ユーヴェはマンC戦と同じでなければいけない。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は前日会見で次のように述べている。

「明日のパレルモ戦では攻撃しなければいけない。バルベーラには3〜4万のパレルモサポーターがいるだろう。我々は緊張を緩めることなく、大いなる闘志でこのアウェーゲームに臨まなければいけない。リーグ戦ではまだ後れを取っているんだ。継続性が必要となる。5位か6位のあたりでとどまっているわけにはいかないんだ」

「偉大なチームには、優れたアタッカーが必要だ。だが、我々にはそういう選手が4人いる。(アルバロ・)モラタは2試合で先発から外れたが、たいしたことではない。(パウロ・)ディバラや(マリオ・)マンジュキッチが外れることもあり得る。12人で試合をする特別な許可が下りない限り、私は2人までしかFWを使えないんだ」

「今のモラタは良いコンディションを取り戻しつつある。彼には素晴らしい能力があるが、今はマンジュキッチが違う特徴を備えており、チームが必要としているいくつかのことを保証してくれる。健全な競争はチームのためになるんだ。パレルモ戦でモラタは先発か? ディバラを招集しないことだってあるかもよ(笑)」

「(マルティン・)カセレスは特別なケガじゃない。だが、まだウルグアイ代表で負った痛みから回復していないんだ。(シモーネ・)パドインはずっとチームとトレーニングしてきた。(ロベルト・)ペレイラの復帰はラツィオ戦後だ。(クワドゥオ・)アサモアは来週からチームに合流する。エルナネスはまだ離脱中だ。(サミ・)ケディラは3、4日でチームに戻る」

「全員を取り戻すまで、もう少し我慢が必要だ。(マリオ・)レミナは馴染んできている。彼は成長し、練習でもっと継続性を身につける必要があるんだ。代表から戻って少し痛めているところがあった。ひざにも軽い炎症があったんだ」

「このチームは選手たちの特徴に応じてピッチに向かう。今は、トップ下を使うことができない。4-3-3もできないんだ。だが、違いとなるのはフォーメーションではなく、姿勢だよ」

「CLでうまくやりたいなら、ユーヴェは欧州レベルで成長しなければいけない。ただ、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリーといった超有力候補のように、ほぼ不可能な相手たちもいるけどね」

「向上するには、仕事をしなければいけない。選手は常に向上できるものだ。練習での確信と意欲が必要となる。リーグ戦よりも欧州の舞台で戦う方がモチベーションを感じている? そうは思わない。我々には多くの負傷者もいた。今はチームがより良い状態になっている」