「会長は知るべきことを知っている。僕はクラブやサポーターと素晴らしい関係にあるんだ。ベストを尽くそうとしている。いつまで? 会長はすべて知っている」

現役引退が注目されているウディネーゼのアントニオ・ディ・ナターレのコメントだ。キャプテンのディ・ナターレは、2015年中の契約解消をウディネーゼに提案した。ディ・ナターレとウディネーゼは互いを尊敬し、長期にわたって関係を築いており、選手の現契約は2016年6月30日までとなっている。オーナーであるジャンパオロ・ポッツォ氏のコメントからも確認される引退の可能性だが、冒頭のコメントはディ・ナターレの考えを明確にするものではなかった。

ステファノ・コラントゥオーノ監督との関係が悪いとも報じられたディ・ナターレだが、これについては次のように怒りを示して否定している。

「まったく事実じゃない。すべてふざけた話だ。僕と監督は一緒にディナーにも行くほどだよ。僕がおごるんだ。でも、彼とはとても素晴らしい関係にあるからね。今日はそのことを言いに来た。僕は監督とチームに従う。控えを務めるつもりがないなんて言ったことはないし、僕は誰よりもウディネーゼのことを愛している」

コラントゥオーノ監督も、ディ・ナターレについて次のように述べた。

「君らメディアは、私がディ・ナターレとケンカするためにウディネーゼに来たと思っているのかい? そして何もデータを見ず、そういう話をしているのかい? まるでディ・ナターレがまったくプレーしていないかのように言われているが、今季彼を起用できる状態だったのは11試合で、7試合は先発、4試合は途中出場だった。まったく、いったい何を言っているんだ?」

「ディ・ナターレが引退したいと言ってきたかどうか? それは私の中だけにとどめておく。私が彼に言ったのは、クリスマスまで頑張れということだ。それからリーグが中断する。そして様子を見ようということだよ」