移籍の噂の渦中にあり、次節のナポリとのビッグマッチではスタメンから外れる恐れもある。だが、インテルのマウロ・イカルディは、ロベルト・マンチーニ監督率いるチームで主役になりたいと強く望んでいる。今季はキャプテンマークを任せており、彼はそれにふさわしくあろうとしているのだ。

だからこそ、ナポリとの大一番を前に、イカルディは「僕はどこにも行かない。僕はキャプテンだ」と移籍の噂を振り払った。『Premium Sport』のインタビューで、次のように述べている。

「(イギリスメディアが)騒いでいるけど、今年の僕はここに残る。去年と同じだ。それに、僕はキャプテンだよ。こんなうまくやっているチームを捨てることなんてできない」

「去年の僕もこの時期にたくさんゴールを決めていたわけじゃないと思う。2、3ゴール多かったくらいじゃないかな。それから互いのことをよりよく知るようになり、ゴールを量産するようになったんだ。今年もそうなることを願っている」

ステファン・ヨヴェティッチやイヴァン・ペリシッチなど、素晴らしいクオリティーを持つが今季から加わったばかりの選手たちとのハーモニーを高めていく必要がある。

「ステファンは、いつも僕を探してくれる。(アデム・)リャイッチもね。正しいプレーを常にすることは簡単じゅやない。彼には素晴らしいクオリティーがあるし、一人でも彼はやれる選手だ。もっと多くの試合で一緒にプレーしていくことで、コンビネーションを高めていくことができるはずだよ」

だが、今はまずサン・パオロでのナポリ戦だ。マンチーニ監督は今季、ホームでのローマとのビッグマッチでイカルディを起用しないサプライズを見せているが…。

「腹が立ったか? なんて言えばいいかは分からないけど、選手にとってこういう試合は重要なものだ。興奮する試合なんだよ。腹を立ててはいない。でも、少し残念だったね」

「ナポリ戦は重要な試合だけど、決定的な一戦じゃない。まだ早すぎる。まだ今は何も言うことができないんだ。すべては最後に決まるものだよ」