「僕が話す」。マテュー・ヴァルブエナが、世界を騒がせたセックステープ恐喝事件について口を開いた。リヨンに所属するヴァルブエナは、パートナーとの情事を収めた映像を使って脅されたとされており、カリム・ベンゼマが恐喝の“仲介”をしたと告白したとなっている。

ヴァルブエナはフランス『Le Monde』で、「最悪の敵に対しても、自分だったらこんなことはしない」と述べた。

「彼の話し方は攻撃的じゃなかった。はっきりと金について言ってきたわけじゃない。でも、誰かと会えと言い続けてきたなら…。自分のことが好きだからという理由だけで、映像をタダで壊させる人なんて見たことがない。人をバカ扱いしてはいけない」

「僕はカリムに言ったんだ。『ジブリル(・シセ)にも2008年に同じことがあった』とね。彼は『じゃあ、彼は払ったかな?』と聞いてきたよ。だから僕は『まあ、そうだね。彼は払った』と答えた。そして彼は『それでモノは流出したか?』と聞いてきた。僕はノーと答えた。そして彼は何度も、僕が『とんでもない悪党』たちを相手にしていると言ってきたんだ。そして『家族とかいろいろあるだろう。強くいなければいけない』と言ってきた。『望まないなら、放っておけばいい。問題はない。ただ、僕は友人を紹介できる』とね」

「僕らはその件をよく話した。すごく落胆している。単純に敬意を欠いているよ。こんな行動を取るべきじゃない。そして最後に僕が去るときに、彼は『オレはどうすればいいかな。電話番号を教えておくか?』と言ったんだ」

「僕らは金のことをまったく話さなかったけど、カリムはとてもよく知っていた。その人物と会うことが、おしゃべりするためじゃないことは分かっていたはずだ」