ナポリは26日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節で、クラブ・ブルージュに敵地で1-0と勝利した。再び失点をせず、ELで5連勝だ。だが、ナポリはすでに30日のことを考えている。ホームでのインテル戦だ。しかし、マウリツィオ・サッリ監督は試合後、次のように述べている。

「スクデットを懸けた一戦と聞くと、笑ってしまうよ。まだ25試合残っているんだ。次の試合が、重要な一戦以上のものと評価することはできないよ。以前、ある週にリーグ戦は終わったと言われ、次の週にまたどうなるか分からなくなったと言われていたこともあるのを覚えているよ」

サッリ監督はこの瞬間を楽しもうとしているが、ナポリの街は首位浮上が懸かる一戦に燃えている。

「もちろん、我々はサポーターを満足させられるように全力を尽くす。今大事なのはそれだけだ」

多くのレギュラーを欠き、すでに首位通過を決めているモチベーションを欠く状態での一戦だったにもかかわらず、勝利を収めたブルージュ戦について、サッリ監督は次のように述べている。

「特に精神面で難しい試合だった。だが、選手たちはよくやったね。彼らは集中して義務を果たした」

サイドバックを使うことを重視していることで、バイエルン・ミュンヘンにインスピレーションを感じているかと問われると、サッリ監督はこう答えている。

「国外のチームはあまり見ないんだ。見るときは、楽しむために見る。もちろん、バイエルンとバルセロナの試合は喜んで見るよ。だが正直、いる選手たちの特徴に合った自分たちのプレーをしようとすべきだと思う。今夜はFWが足りなかったから、(マレク・)ハムシクと(ホセ・マリア・)カジェホンを少し休ませるためにも、守備的なサイドの選手をみんな使ったのさ」