ふかふかの抹茶生地にこしあん＆黒糖バターを載せた「抹茶のホットケーキ」とモチモチ触感の焼生麩を使った「生麩のパフェ」を食べてみました
宇治抹茶を練り込んだ生地にメレンゲを合わせて焼き上げ、こしあんと黒糖入りのバターをトッピングしたふかふかの「抹茶のホットケーキ」を食べられるお店が京都・四条烏丸にある「うめぞの CAFE ＆ GALLERY」です。独特のもちっとした食感を持つ生麩を和風パフェにプラスした「生麩のパフェ」も食べられるとのことなので、実際にお店に行って和風デザートを味わってきました。
うめぞの CAFE ＆ GALLERY - ギャラリー併設・梅園京都姉妹店カフェ
「うめぞのCAFE＆GALLERY」は、阪急京都線の烏丸駅と京都市営地下鉄の四条駅から歩いて10分ほどの場所にあります。
お店の入り口は瓦屋根や格子のある京町屋風のデザイン。
店内も町屋らしい縦長の作りです。
お店の奥には坪庭があり、ほっこりと一息つけるカフェになっています。
また、店内の一角では雑貨の販売も行われていました。
座席は2人・4人掛けのテーブル席と6人掛けのソファ席が用意されていて、2階にもテーブル席があるとのこと。
卓上のメニューを見ると、わらび餅やみたらし団子など、和風のデザートが豊富で目移りしてしまいます。
その中から、宇治抹茶を生地に練り込んだ「抹茶のホットケーキ」(税込930円)と……
生麩(なまふ)の上にアイスをこんもり盛った「生麩のパフェ」(税込780円)を注文。なお、写真左上の「黒糖のフレンチトースト」(税込780円)は、お店レベルのフレンチトーストが完成するレシピ本「大好き! フレンチトースト」に掲載されているレシピのもとになったメニューです。
待つこと10分ほどで、先に「生麩のパフェ」が到着。プラス400円でドリンクセットをつけることができたので、アイスグリーンティーとセットにしてみました。
きなこと黒蜜のかかったアイスの周りに、普通の和風パフェではまず見かけない生麩がゴロゴロ入っています。
プレーンなバニラアイスの上にきなこと黒蜜がたっぷり。
まずは緑色のよもぎ麩から食べてみます。表面に香ばしい焦げ目のついた生麩は、カリッとした食感と内側のモチモチ感を一度に味わうことができ、よもぎの爽やかな風味が楽しめます。
白色の粟麩は、よもぎ麩よりも味がプレーンなので黒蜜やきなこをたっぷり絡ませて食べると甘さが引き立ってグッドです。生麩と言えば、すまし汁に入れたり味噌をかけて田楽を作ったりするのが一般的ですが、黒蜜やきなこと合わせて和風デザートとして食べるのもかなりアリだと感じられました。
生麩とアイスを一緒に食べると、温かい生麩と冷たいアイスが口の中で混ざり合って不思議な感覚を味わえます。生麩は表面をこんがり焼くことで内側に熱が閉じ込められており、アイスは固めながらも口溶けのいいものが使われているので、生麩とアイスの温度差をゆっくりと楽しめます。
和風パフェのトッピングとして鉄板の白玉は、生麩よりも弾力があり、食感の違いが面白い感じ。
アイスの下には、スプーンからこぼれ落ちそうなほど巨大なわらび餅が隠れていました。生麩とも白玉とも違う、ねっちりとした食感で、かなり食べ応えがありました。
「抹茶のホットケーキ」はオーダーが入ってからメレンゲを泡立てて作られるため、注文してから20分ほどかかって到着。
直径はiPhone 5sよりも少し小さいくらい。
トッピングは、抹茶によく合うこしあんと、黒糖を練り込んだバターが使われています。
お皿を横から見てみると、生地の側面は抹茶色で、割と厚みがありました。
裏面はこんがり香ばしく焼き上げられています。
ホットケーキを食べるためのお箸と、「ホットケーキは甘さ控えめなのでお好みでシロップをかけてください」とのことでシロップの小瓶がついていました。
お箸でホットケーキを持ってみると、先端が深く沈み込むほど生地はふかふかです。
生地はお箸で簡単に切ることができ、内側はきれいな抹茶色でした。
まずは何も付けずに食べてみると、抹茶の濃厚な香りがしっかりと感じられる上品な味わいで、ホットケーキというよりスフレのような、ふかふか＆もっちりとした食感。苦み・甘みともに控えめなのでお箸が止まらない味でした。
こしあんと黒糖バターを載せると甘さがプラスされて、抹茶の風味がより引き立てられる感じ。
シロップにも黒糖が使われていますが、ホットケーキにかけると抹茶の風味がやや薄れてしまう感じ。「とにかく甘い物が食べたい！」という時にはたっぷりシロップをかけるといいかもしれません。
ドリンクセットのアイスグリーンティーは抹茶の苦みが抑えられていて、暑い季節にゴクゴクと飲みやすいドリンクでした。
なお、うめぞのCAFE＆GALLERYの営業時間は11:30〜19:00(ラストオーダー18:30)で定休日はナシ。大通りからはやや外れた場所にありますが、阪急京都線の河原町駅や京阪祇園四条駅からも歩いて行ける距離なので、京都観光の休憩ポイントとして利用するのも良さそうです。
