予選ラウンドを同組で戦うこととなった中嶋と松山。“クラシックカー”の渋い魅力を見せられるか<提供JGTO>

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<ダンロップ・スリクソン福島オープン 事前情報◇22日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>
 全英帰りの“怪物”松山英樹が参戦することで注目が集まっている国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」。予選ラウンドで松山と同組となったツアー通算48勝のレジェンド、中嶋常幸は日本中のゴルフファンが楽しみにしているこの一戦を「俺が一番楽しみにしてるよ」と開幕が待ちきれない様子だった。

 中嶋が松山と直接戦うのは2013年に松山とダイヤモンドカップで優勝を争って以来。「もうちょっと気楽なところでプレーできると思ったけど(笑)素晴らしいペアリングにしてもらって嬉しい」と最注目組となったことに笑顔を見せた。
 この日は練習グリーンで松山と談笑。「向こう(全英)は寒かったみたいだし、冬から夏になったようなもの。体調に気をつけて」と松山を気遣った中嶋。松山は震災の年、初めて海外メジャー「マスターズ」に出場、ローアマに輝いた。「悩んだと思うけど、彼は東北の人たちに背中を押されてマスターズへ行った。この試合のために戻ってきたのは震災や復興といったことを忘れていないという彼の心意気じゃないのかな」と松山の“東北のために”という気持ちを称えていた。
 自身の調子については「分からないよ(笑)このぐらいの年齢になると」と苦笑。しかし、「彼にどうだ!とういうゴルフはムリ。でも、何か見せてあげないとね」と静かに闘志を燃やしていた。「彼(松山)はスーパーカー、俺はクラシックカーだから」、馬力では勝てないが、古いものには古いものの良さがある。明日は熟練の技で怪物をあっと言わせてみせる。

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