アルゼンチン下部リーグで試合中の選手が壁に強打し死亡

写真拡大

南米アルゼンチンの下部リーグで、試合中に起きたアクセデントによって若手選手が死亡する痛ましい事件が起き、同郷の大物選手たちも追悼のコメントを寄せている。

今月4日の同国5部リーグ、サン・マルティン対ユベントウ・ウニダ戦で、サン・マルティンのDF、エマニエル・オルテガが相手選手のショルダーチャージを受けた際にコンクリートの外壁に後頭部を強打し、そのまま救急車で搬送された。オルテガは11日間におよぶ昏睡状態の後、14日に死亡した。彼はショルダーチャージで頭を強く打ちつけた際、後頭部を複雑骨折していたという。

直接の原因は接触プレイによる頭部損傷だが、地元メディアは壁までの距離が近いスタジアムの施設の不備を指摘している。

なおこの21歳の若い選手の死は、同郷の大物選手たちにも衝撃を与えている。マンチェスター・シティのアグエロが「オルデガの死は本当に悲しいニュースです。彼の家族や友人へ哀悼の意を表します」とコメントした他、バルセロナのマスチェラーノも「サッカー界にとって追悼の日、サッカーを同じく愛した同僚であるオルデガよ安らかに」と追悼文を寄せている。