【インタビュー】清水富美加「キスシーンの練習は家にあったスヌーピーで(笑)」

ゲッツ板谷の中学生時代を描いた小説を基に、松田翔太主演で映画化された「ワルボロ」から7年。永瀬匡を主演に不良高校生時代を描いた今回の「ズタボロ」でヤクザの女・清美を演じた今注目の若手女優、清水富美加さんに単独インタビュー! 
天真爛漫、くるくる変わる表情と動作を織り交ぜ、スタッフを笑いに包み込む彼女に、撮影の裏話や理想の女性、Happyアイテムから好きな男性像など、たっぷりと語ってもらいました!


自分にはないものへの挑戦…『クールな役は“挑戦”でした。』


――今回演じられた清美は“ヤクザの女“とちょっとワケありの女性ですが、オファーが来た時はどんな気持ちでしたか?

清水:最初は「私、できるのかな」と不安でした。キスシーンや髪の毛を染めたりも初めてだったし、今までは天然で元気で性格のいい子供っぽい女の子の役が多かったので今回の清美みたいにクールな役は“挑戦”でした。
「クールぶって見えたらどうしよう」とか「この人楽しんでお芝居やってるな、とは思われたくない」と思いました。


――自分にはないものへの挑戦ですね。

清水:清美と似ている所って自分には全くなくて(笑)。私は喋ってる時動作が多いし、声も大きいし(笑)。清美みたいに「誰かのために自分は一歩下がる」大人な感じは全くないのですごいなと思いました。

――原作者のゲッツ板谷さんとは何かお話されました?

清水:「本当に清美みたいな子がいたんですか?」と聞いたら「いたよ〜」っておっしゃてました。ゲッツさんが現場にいらっしゃった時、最初、「地元のそういう人」だと思って(笑)。名残というか、外見がちょっと……強面じゃないですか(笑)。でも挨拶した時に本当に穏やかで優しそうな方だったので「あ〜大人になられたんだ」と思いました(笑)。


『1時間キスしてた現場…”聞いてない、聞いてない!!”って(笑)』


――高校生時代は劇中で描かれているようにかなりヤンチャですもんね。板谷さんの高校生時代を演じた永瀬匡さんとの濃厚なラブシーンが見どころのひとつですが撮影はどんな感じだったのでしょう?

S__6685023清水:(キスシーン写真が大きく載ったパンフレットを見ながら)これパンフレットですか!? きゃーーー!! 恥ずかしいっ!!!
キスシーンはクランクアップの日だったんですけど永瀬さんと「キスシーンはどうしようか」みたいな話は恥ずかしいのでなかったですけど、ドライやリハサールを含めて1時間くらいキスしてました。「うわーこんなに長いんだ!聞いてない、聞いてない!! マネージャーさん止めに来て〜!」とも思ったんですけど(笑)、でも“映画を作るってこういうことなんだ“、”現場ではなんでもやろう”って思いました。永瀬さんは優しくリードしてくれました。本当は清美がリードしてキスしないといけないシーンなんですけど(笑)。とても助かりました。

――「キスの練習を家でした」ということですがどうやって練習してたんですか?

清水:言うんですか!? ちょっと待って恥ずかしい、本当に言いたくない! どうしようどうしよう……でも、言いたい!!(笑)。
…あのですね、私意外に子供っぽい所があって枕元に3つぬいぐるみがあるんです。その1つにスヌーピーがあって……それにずっとキスしてました(照)。

――スヌーピーとの練習は…?(笑)

清水:全然いかされませんでした(照)。練習いっぱいしたけど…やっぱり全然違いました。スヌーピーの顔ってちょっとこう…(手で形を作りながら)口が付き出てる感じになってるんで全然違いました(笑)。


『今は、清美くらいにクールで澄まして大人っぽくなりたい』



――でも、今回のキスシーンも含め、大人な清美を演じたことで演技や役の幅が広がったと感じられたんじゃないですか?

清水:そうですね。去年は「ズタボロ」から始まって、クールな役やちょっと擦れた役とかを撮ったりしてたので、「こっちのターンもきた!」っていう感じでしたね。
今までやってきた明るくて元気で天然な「女の子ターン」と、今回のようなクールな役もやらせてもらえるようになってきて……楽ですね、今思えばクールな役の方が。

――それはなぜ?

清水:だって普段家でテンション高めで「え〜!嘘でしょう〜!!」なんて声高くやらないですもん(笑)。今はちょっと声高めですけど、普段話している時の私の声ってめちゃめちゃ低いんです。喉をしめる癖があって発声の先生にも怒られるんです。

――演じる役から「自分では気づかなかった自分」も見えてくるんじゃないですか?


清水:演じさせていただく役が自分と共通点が全然ないことってあるんです。今回の清美もそうだったんですけど、でも「清美の強さって素敵だな」って思ったんですよね。「素敵」って思うってことは“今の自分には清美のような面はまだないんだ“、“清美みたいになりたいと思っている自分がいるんだ”とかいろいろ発見があります。今は、清美くらいにクールで澄まして大人っぽくなりたいですね。