――今後こんな女性になりたいとか、目標にしている女優の方っていますか?

清水:仲里依紗さんのような女優になりたいです。「こういう役あるけど大丈夫?できる?」ってマネージャーさんに言われた時とかも「仲里依紗さんもやってるんだから″できない″なんて言えないです!」って言ってたことがありました。そのくらい憧れています。仲さんみたいに普通の女の子もできれば、ものすごくとがった役もできたり、演じているんじゃなくて“その人がそこにいる“とちゃんと成立させられて、幅があって、色があって、なおかつ自分の良さを失わない、そういうのって芯が強くないとできないと思うんですね。私、芯がすごいフニャフニャなんです(笑)。だから強い女性、頼れる女性って憧れます。


『エレキギターがめちゃめちゃ楽しい…“ちょっと生きがい”って感じ』


――「Peachy」って“ごきげん”“HAPPY”という意味のスラングなんですが、清水さんのHAPPYの源ってなんですか?

清水:エレキギターです! ATMで初めて10万円おろしてエレキギターとアンプを買いました。アコースティックギターは高1の頃からやっていたんですけど、エレキは今回本格的に始めてめちゃめちゃ楽しいです。昨日も弾いてて、“ちょっと生きがい”って感じです! 今ルームシェアをしていて隣の部屋の子もエレキをやってるのでセッションしたりしています。

――エレキギターで充電、チャージしているんですね。

清水:チャージしているといえば“夢“もそうです。寝る方の夢。私、ものすごく夢を見るんです。最近は朝ドラの撮影の夢を見て、なぜかまだ喋ったこともないのに柳樂さんと監督が出てきて一緒にパン屋さんを廻る…という夢を見ました。そこのパンがスイーツみたいで超〜おいしいんです!!(笑)


『今まで見せてきたことのない姿が全部「ズタボロ」に入ってます』


――(笑)。朝ドラの話がでましたが、現在放送中の「まれ」ではまたタイプの違う女の子を演じる清水さんが見られるわけですね。それでは「ズタボロ」の見どころをお願いします!


清水:今までは“女”というよりも“妹っぽい”“同級生っぽい”と見られることが多くて、今回初めて“女”として出てるんです。今まで見せてきたことのない姿が全部「ズタボロ」に入ってます。髪の毛染めるのもキスシーンもそうですし。
朝ドラが放送されている中で「ズタボロ」が公開されるということで、すごく対照的な私の姿が見られるので面白いんじゃないかと思います。違いを楽しんでいただけたらと思います!あと板谷コーイチ君が葛藤したりもがきながら突っ走って行く姿が人間らしいと思うので男女問わず、年齢関係なく楽しめると思います。

――ちなみに、コーイチ達のような男子たちを清水さん自身はどう思います?

清水:嫌ですね…ヤンキーは(笑)。男の子としては嫌ですけど、近所の年下の子とかだったら可愛いかもしれないですね。「また喧嘩してきたの。まったくしょうがないわね〜」とか言いながらコーラ渡す、みたいな。私末っ子なんですけどね(笑)。


『主婦逆転に憧れてるんです。“私が稼いでくるからー!!”って(笑)』


――では理想の男性は?

清水:全然怒らない人か、怒っても怖くない人。おおらかで優しくて、常に笑顔、みたいな人がいいです。私が結構バーッと言っちゃたり、うざがらみとかしちゃうので、こんな私でも、何も言わずにうんうん、って聞いてくれる人がいいです。私、“主婦逆転”に憧れてるんです。私が働きに出て、旦那さんが家でごはん作ってお風呂も沸かして待ってくれてる、っていうのが理想なんです。「私が稼いでくるからー!!」って(笑)。



『ズタボロ』5月9日(土)ロードショー
『ズタボロ』公式サイト http://www.zutaboro.com/ 

撮影:平岩亨
取材・文:木村友美


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